4/30/2020

米国における戦略物資としてのベースメタル、レアメタル

前回のポスト『不可抗力事項(フォース・マジュール)を行使されたとき、なにができるか』をもって、50投稿を達成しました。

ちまちまと、2017年の12月より、誰に向けて発信しているのかわからない、ニッチ中のニッチ情報を、当ブログ媒体に書き殴って参りました。初回ポストは、『ここ数日間の違和感』というタイトルのもと、当時、巷を賑わせていた"角界問題"や、トランプ大統領の弾劾訴追の動きなどに言及しながら、例のごとく「なんか、嫌な予感するよね」と、世を憂いておりました。

過去の栄光にしがみつくだけが能のポンコツが、訳知り顔で権力の中枢で踏ん反り返って、うまい飯を食える世界は、いずれ崩壊する運命にあると考える次第です。

結びは、上記の通り、またしても、何に対しての憤りなのか見当もつかないほど、ほとばしる"なにか"がありました。

近頃は、発信する方法や内容について、「数年後に見返したときに、当時の熱量が残るような表現」ができるように留意しながら、構成を考えております。キーワードや、時事問題を拾えているかということ、小手先のテクニックになってしまいますが、Twitterやその他SNSへのリンク手法、アクセス解析なども取り入れながら、読者側の姿勢やニーズの理解にも努めました。

そこで、少しずつわかってきたことは、日本の非鉄金属スクラップマーケットに対する、海外からの熱視線というものが、幾ばくか存在するのだなということです。海外の業界紙の記者さんとの交流なんかも始まり、このブログを継続していく意義というか、自分の中でのモチベーションのあり方が、以前に比べ、上向いていることは間違いありません。これ以上、己の思いをぶつけても、脱線するだけなので、そろそろ本題に進むとしますか。

今回は、「"ポストC19"時代における、米国の動向」について言及します。

目次

  • 戦略物資としてのベースメタル、レアメタル
  • 銅精錬も自分でやるよ
  • スクラップも自分でやるよ

戦略物資としてのベースメタル、レアメタル

国防総省が戦略的金属鉱山に投資、中国の支配力を鈍らせる狙い (Pentagon Invests in Strategic Metals Mine, Seeking to Blunt Chinese Dominance)』という、Wall Street Journalの記事です。いつものように、DeepLを使って翻訳してみます。

マウンテン・パス鉱山は、電子機器、レーザー、磁石、および兵器システムで使用されるその他の用途に必要とされる希土類鉱物の国内唯一の供給源です。鉱物は、抽出後に特別な処理を必要としますが、米国にはそのための施設がないため、現在は中国で行われています。
その依存をなくすために、国防総省はシカゴのヘッジファンドJHLキャピタルグループが管理するマウンテンパス鉱山の処理施設の開発費用を支援している。
The Mountain Pass mine is the only domestic source for rare-earth minerals, which are needed for electronics, lasers, magnets and other applications used in weapons systems. The minerals require special processing after extraction, which is now done in China because the U.S. doesn’t have any facilities to do so.
To eliminate that dependence, the Defense Department is helping to pay for developing a processing facility at the Mountain Pass mine, which is controlled by the Chicago hedge fund JHL Capital Group.

いわゆる"精錬"や"後処理"といった「製品化するための工程」が、米国には存在せず、中国に依存していた。今後の米中関係を鑑みると、独自で対処できるだけの設備は、持って然るべきだという論調だと理解しています。これまでも、同様のハナシはなされてきたものと認識していますが、それは単に「他国へ依存するのは、外交上のリスクだよね」程度のレベルであったと思います。今、この状況下で語られているのは、おそらく「中国には、もう依存しない。有事の際の戦略物資は、自前で確保する」という方針の決定を高らかに宣言するものだと理解しています。

この助成金は、武器システムジェット戦闘機風力タービン電気自動車などに広く使用されているレアアースの供給チェーンを中国が支配している状況を打破するためのトランプ政権の取り組みに資金を投入する最初のステップです。業界アナリストによると、多くの人が将来の軍事クリーンテック経済に不可欠な鉱物であると考えているが、中国以外の国ではこれらの鉱物から部品を加工したり製造したりする能力はほとんどないという。
The grants represent the Trump administration’s first step to put money behind an effort to break China’s control of the supply chain for these minerals, widely used in weapons systems, jet fighters, wind turbines and electric vehicles. Many regard them as potentially essential to the future of the military and a clean-tech economy, but there is very little capacity to process and build parts from these minerals outside China, according to industry analysts.
国防総省は翌週、補助金プロセスの初期段階である2つの情報要求を出し、トランプ氏はその夏の終わりに、レアアース処理に投資するために国防生産法を使用することを認める一連の行政命令を出しました。
The Defense Department put out two requests for information—an early step in the grant process—the following week, and Mr. Trump issued a series of executive orders later that summer authorizing use of the Defense Production Act to invest in rare-earth processing.

具体的な例を挙げていますが、今後、起こるであろう国同士の押し競(おしくら)饅頭と、ガチンコファイトに向けて、本気の姿勢を見せているわけです。裏を返せば、上記で言及されているワードは、近い将来、想像以上に沸騰しかねない。"クリーンテック経済"なんて、素晴らしいですよね。今までのような、規制でがんじがらめに固まり、偽善じみた"エコロジー社会"ではなく、「資源を循環させることで、経済を回していこう」という、真の意味での丸型経済を標榜する動きです。筆者としては、そこに我々のようなリサイクラーへの期待が寄せられるものと期待しています。

銅精錬も自分でやるよ

『ベースメタル: ニューワールド・リソーシズがネバダ州で高品位銅を発見 (Base Metals: New World Resources hits high-grade copper in Nevada)』といった報道は、最近、殊に増えました。要は、「ネバダ州界隈での銅採掘、その周辺の企業が投資している海外プロジェクトにて、新しい持続性の見込める鉱床が見つかっているんだ」ということです。かつて、『銅相場に対するロング論調を振り返る』という記事の中で、このように筆者は述べました。

米国の銅精錬産業が同国のハイテク産業をどのようにサポートしていくのか、ひいては、世界の銅スクラップが、どの国を目指して供給されていくのか、そういったところに関係していく、大変、夢とロマンがある話だと考えております。次期米国大統領となる人物は、そういった潮流を踏まえて、"カミガミ"の意向で選出されるのでしょう。

スクラップも自分でやるよ

後半のトンデモ論は別としても、今後の行方として、「米国での銅精錬事業が再興し、スクラップの潮流が同国に向いていくのではないか」という視点は、あってもおかしくないと思います。

通商協議や、一般的な認識としては、どうしても「自国で加工した製品を、どのように流通させるのか」ということと、「果たして、それにどれくらいの税金が課せられるのか」ということばかり目にいってしまいますが、実際のところは、件(くだん)の"丸型循環(サーキュラー)経済"を実現させるためには、静脈としての資源再生についての施策って、物凄く大事です。

ドナルド・トランプ政権然り、習近平政権というのは、そういった"世の常"というか、"経済の根っこ"の部分を物凄く熟知されていると思います。だからこそ、そういった「"下の世話"をやるか、やらせるか、やってもらうか」的なニュアンスの機微を掴み取って、うまく外交のイニシアチブをとられているものと理解しています。同意していただける方もいらっしゃるかと思いますが、日本の資源および戦略物資に対する施策は、大国に振り回されるだけで、実体経済への貢献は生み出していないですよね。

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4/27/2020

不可抗力事項(フォース・マジュール)を行使されたとき、なにができるか

段々と、「(くだん)のウィルス騒動についての報道に"キレ"がなくなってきた」ように思うのは、筆者だけでしょうか。筆者個人の感覚でしかありませんが、メディア側での"新しいネタ"が出てこない。つまり、糞詰まりのような状態にあるのではないでしょうか。隣国が成功モデルをもとに、国際政治における新たなポジションを確立しようと蠢く姿を横目に、我が国の状況は非常に芳しくない。そのように理解をしております。



ウィルス織込み済みですが

貿易および法律世界に、「フォース・マジュール(Force Majeure)」という用語があります。商社やフォワーダーにお勤めの方であれば、ご存知のコトバだと思います。いわゆる、契約書に明記する「不可抗力事項」というヤツです。もっと、ざっくばらんに噛み砕くと、「ごめん!うちの会社(国)じゃ、手のつけようもない緊急事態が発生したんだよ。だから、この契約なかったことにしてくれ!」といった感じの意味合いです。今般のウィルス騒動が問題視され始めた頃、スクラップ貿易においても、当該事項が行使され、多くのサプライヤーさんが、大変苦しい思いをされたというハナシは、聞いております。

参照:株式会社日立総合計画研究所 "Force Majeure"
Force Majeure(以下、フォース・マジュール)」とは、「不可抗力」を意味するフランス語であり、地震・洪水・台風・戦争・暴動・ストライキなど、予測や制御のできない外的事由全般を指します。フォース・マジュールに類似する概念として「Act of God」(神の行為)がありますが、Act of Godが地震・洪水・台風などの自然災害に限られるのに対して、フォース・マジュールは、自然災害に限らず、戦争・暴動・ストライキなど人間によって引き起こされる出来事や事情も含むところに特徴があります。

(例のウィルス名を言及すると、色んなフィルターに引っかかるので、あえて"C19"とします。)今、まさに我々は、"With C19"の時代を生きています。つまり、誰しもが、"非常"の中で生かされているわけです。そんな"With時代"に、例えば、あなたが貿易金属屑商だとします。毎月、100本のコンテナを世界各地に出荷しています。出荷してから、一週間なり数週間後に、仕向地の港に到着するわけです。ある日突然、大口の買主から、「C19の影響で、契約の履行が難しくなった。申し訳ないけど、契約は破棄とさせてください」と連絡を受けます。でも、その翌日には、違う仕向地にある小口の買主から、「振込しました。サレンダーお願いします」などと連絡が来るわけです。

それぞれ違う

困りましたねえ。だって、AさんとBさんで言ってることが違うわけです。もっと、事態を深刻にしかねないのは、AさんとBさん、両者ともに同じ国に所在していた場合です。Aさん(大口買主)が、コンテナを引き受けできない本当の理由は、もしかしたら「お金がない」ということかもしれない。ただ、特殊な状況下なので、Aさんは、「C19の影響でお金がないから、契約の履行を拒否できる」と考えるかもしれないわけです。当然のことながら、問題に発展するわけですが、大体の場合は、契約書を読み返してみたら、「紛争協議の場所の指定がなかった」とか、「なんかあったら、お互い仲良く話し合って、穏便に解決しましょうね」みたいな文言しか書いていなかったりするわけです。

日本企業が、国内取引でフォース・マジュール条項(日本語の契約書では「不可抗力条項」と呼ばれる)を厳密に契約で規定することは慣行上まれでした。そのため、予防法務としてのフォース・マジュールの概念や詳しい定義、免責のあり方について日本国内では議論が十分になされてきませんでした。今後は東日本大震災の経験を踏まえ、契約に具体的に内容を規定したフォース・マジュール条項を織り込むことが検討される機会が増えると思われます。

なんで、こんなことが起きるかといえば、日本的な感性で、いわゆる"性善説"で物事を考えてしまうからです。つまり、楽観的というか、牧歌的にフワフワと「まあ、向こうも人間だしさ、なんかあったら、協力してくれるはずだよ」と思い込んでしまうのです。

いわゆる与信管理

今後、貿易依存型の商売をされている企業側でも、法務上の適正運用ができているのか、妥当性を吟味できる人材がいるのか、育成できているのかということは、とてもシビアに検討されるものと考えています。また、財務上の"与信"だけでなく、「取引先とウチの相性」だとか、「向こうの社長さんの考え方とか、人柄」みたいな部分に関しても、これまで以上に精査していかないといけない時代にあると思います。端的に申せば、「"なんとかリサーチ"の二次情報」だけじゃなく、最新の一次情報を適宜入手して、アップデートしていくべきなのでしょう。

筆者が、貿易の実務関連に携わっていた時分、とにかくハラハラドキドキの連続でした。当然、自分のささいな不手際で、膨大な損害が出るということは、考えにくいですが、これまでも、これからも、「国境をまたぐ」ということは、様々な利害関係者、既得権益者の頭の上を飛び越える行為です。彼らに失礼があってはならないし、揚げ足をとられないよう、きちんと知識と誠意をもって対応しなければならないわけです。モノづくりもそうですが、物流のように、人と人とを結びつけることの難しさ、人に動いてもらうことの難しさは、なんとも筆舌しがたいものがあります。高を括っていると、足元を掬われかねないのです。

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4/24/2020

リアルタイムでパラジウムの採掘状況がわかるそうですが、つまりそれはAI

皆さんは、海外の取引先と対峙したとき、どのような手段で、"思い"を伝えますか。これから、前回のポストで言及した通り、日本国内での分断が起き、これまで当たり前に供給・物流できていたモノが、突然ダメになる可能性はゼロではないと思います。一方で、対極の動きとして、これまで「遠くて遠い国(地理的な距離だけでなく、なんらかの障壁があり、これまで取引が起こらなかった国々)」が、「遠くて近い国」になる可能性もゼロではありません。今般のウィルス騒動は、物流におけるコスト、貿易自体のあり方、すべてを変革する素地を持っていると考えています。

例のごとく、大きく脱線しそうなので、妄想論はココまでとしますが、お伝えしたかったのは、「これまで付き合ってこなかった人々に対して、能動的に存在をアピールする必要がある」ということです。それは、海外だけでなく、同じ国の中でも、同じことが言えます。みんながみんな、シュリンクする経済ににありながらも、もしかしたら、まだ繋がっていない経済圏があって、それらを繋げることで、商売として成立する可能性は、十二分にあるわけです。そういった商売の"醍醐味"のような部分を、巷では"営業"などと呼ぶのかもしれません。

ただ、今の現状の中では、「旧来の対面式"営業"で、商談まで導く」ことは、非常に難しいと感じています。人々の移動や、"越境"に制限があるからです。ただでさえ、いわゆる"飛び込み営業"は、大変でした。介在余地が薄い業界なんかは、特にそうだと思いますが、訪問したところで、「間に合ってるよ!忙しいんだから、邪魔しないでくれ」だとか、「で、結局いくらなの?おたくの競合は、これぐらい出してるんだから、契約するには、少なくとも、その見積もりより高くないとね」などと言われるのが関の山でした。

越境するコストは上がったけど、交流するコストは下がった

おそらく、"リージョナリズム"が浸透するにつれ、みんな必死に、「安く安定的に売れるトコロ」を探し回ります。そして、「商材をどうやって、うまく売るのか」ということも、当然のことながら考えるようになります。商流にせよ、ものづくりの仕方にせよ、ノウハウが蓄積されれば、"パイオニア"が市場をつくり、"フォロワー"が市場を大きくします。人間ができる経済の回し方というのは、有史なのか、それ以前の世界から、ひとつも変わっていません。

ただ、やり方の根っこの部分は変わりませんが、その"やり方"を効率的に、迅速に済ませる技術というのは、我々の歴史のなかで生まれてきました。いわゆる"産業革命"と呼ばれるものです。卑近な例で言えば、金属の精錬技術が向上したり、機械の登場で、これまで人力で一日かけて引いていた重量物が、ものの一時間で終わるようになりました。

翻訳家は、もういらない

今、まさに言われているのは、"AIによる産業革命"ですよね。IT企業の営業文句のようになってきましたが、これは、かつての"ITバブル"とか、そんなチャラついた変化とは比較にならないと考えています。なにがすごいかというと、「人間の脳みそ(思考回路)でできることは、大概できる」んですね。最近、筆者がいちばん感銘を受けたのは、「言葉のバリア(障壁)が随分と低くなる」という点です。

試しに、DeepLというサイトで、近頃、筆者が気になっている、「ロシアのパラジウム政策」について書かれた記事を翻訳させてみましょう。

参照:"Norilsk Nickel says it is entering new era of real-time mine control and connectivity"

Sergey Dyachenko, First Vice President and COO at MMC Norilsk Nickel states: “We already monitor around 80% of our production processes in real time. All of our mines can effectively track their current production indicators at cycle-level granularity. We are now considering possible roll-out of 5G or LTE networks to support our dynamic production environment. This will bring connectivity to the most remote parts of the mine and enable real-time data transmission by all underground equipment.”

DeepLの翻訳:『ノリルスク・ニッケルは、リアルタイムの鉱山制御と接続性の新時代に突入していると述べています

MMC ノリルスク・ニッケルの第一副社長兼COOであるセルゲイ・ダイナチェンコ氏は次のように述べています。"当社では、すでに生産プロセスの約80%をリアルタイムで監視しています。当社のすべての鉱山は、サイクルレベルの粒度で現在の生産指標を効果的に追跡することができます。私たちは現在、ダイナミックな生産環境をサポートするために、5GまたはLTEネットワークの展開を検討しています。これにより、鉱山の最も遠隔地にも接続性がもたらされ、すべての地下機器によるリアルタイムのデータ伝送が可能になります。"

この翻訳結果をみて、まず先に感じたのは、「温かみのある言い方だな」ということです。正直、これまでも翻訳サイトは、星の数ほど存在していましたが、結局は、大手のアルゴリズムなり、システムをそのまま使っているだけで、代わり映えはしませんでした。あと、人の名前を、日本語読みっぽくしてくれるところとか、修飾関係の再構築の仕方など、「良いな」と思わせる部分は、そこらじゅうに散りばめられています。

その"温かみ"とか、"良さ"を感じさせる部分は、「人間のクセを知り尽くしているから」なんでしょうね。それが、AIの真の意味の恐ろしさであり、可能性であると信じています。ここまでの"人間ぽさ"を演じきれるAIの存在を鑑みると、実のところ、「異言語間でのコミュニケーション・コストは、思いの外安くなっている」のです。言い換えると、「英語でウチの製品の営業できないから…」などと、躊躇する理由はないのです。

翻って、記事の中身

「リアルタイムで採掘の進捗状況がわかる」ということは、今まで、さっぱり把握しないまま、「うおー!今日は、パラジウムが、こんだけ採れたゾー!」だとか、「今日は、こんだけしか採れなかった。ぴえん」といった感じで、仕事してたわけですよね。そして、その不確定要素(生産状況や、ストなど)が、市場に「上げだの下げだの」をシグナルとして送っていたわけです。最終的に、その情報をもとにして、色んな思惑が動いて、相場が揺れていたものと理解しています。

だけど、いいんですかね。いわゆる"透明性"が出ることで、企業価値とか、"持続性"みたいな部分は向上するのかもしれませんが、金属マーケットへの影響は、未知数ですよね。プーチン先生は、こんな風に考えているのかもしれません。「あまり、難しいことは考えるな。困ったら、俺が管理してやるから」と。

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4/23/2020

アンドロイドのような人間が生まれる未来は、すぐそこにある

皆様は、"言霊"というコトバを信じますか。日常の中で、何の気なしに吐き出す、ひとつひとつのコトバには、"なにか"が宿っているとされています。その"なにか"については、呪力があるという向きもあれば、ただただ可愛らしい精霊さんが、そこにポッと現れるという向きもあります。

確かなのは、ヒトという存在が、"なんてことないコトバ"のひとつひとつに、なんらかの意図を付与したり、なんらかの意味を汲み取ることで、あたかもそこに、「"なにか"がある」と認識してしまうことです。

日常の商売のなかでも、同じようなことが言えるかもしれません。つい、何の気なしに「ホント、段取りが悪いよな」と誰かが言ったとします。その同じ空間には、二人しかいません。言った本人は、「ああ、もう少し、僕も積極的に手伝って、この仕事がスムーズに追われるように、もっと関わっておくべきだった」と思っていたとしても、そのコトバを受け取ってしまった、もう一人は、「え?俺のせい?てか、これ、俺の仕事じゃねえし」などと、ネガティヴな思考に呑み込まれます。

このような思惑の不一致の根本的な原因は、「頭の中に浮かんだコトバを、反芻することなく、何の気なしに吐き出してしまう人がいること」にあります。そのコトバが、口から出なければ、なんの不一致も合致も起きないからです。

なんか、アイツと馬が合わないんだよな

もう一つの原因は、「何の気なしに発されたコトバを額面通り受け取り、それを反芻して、額面以上の意味を生み出してしまう人がいること」にあります。いわゆる、"思い込み"というやつです。その齟齬のレベルは、二者間に共通項が少なければ少ないほど、大きくなります。語弊があるかもしれませんが、育った環境や置かれた立場によるものの影響が大きいと思います。飛躍した表現になりますが、「お互いの"期待値"と、なにに期待しているのか」という点が噛み合っていないのです。

もはや、なにを言いたかったのか、さっぱり忘れてしまいましたが、昨今のウィルス騒ぎを通して、「これまで、人々が、他人のことなんて、本当はわかっていないのに、わかっているようなフリをして、それとなく、なんとなく、うまく社会生活を回してきた」ということを実感したんだと思います。付け加えるのであれば、「その社会生活を動かす"なにか"が、スーっと抜け、機能不全に陥ることで、ここまで社会の弱さが露呈するのか」ということも挙げられます。

越境するコストが高くなるよね

巷では、「日本人は、よく我慢している」という言説がありますが、実際のところ、どうでしょうか。街中でマスクもせずに、大きな声でわめいている人もいますし、なんの用もないのに、犬を連れて観光地へ出向く人もいるわけです。

一方では、必死に「(一番の感染リスクが低い部類にありながらも、)周りの人に感染させるもんか」と、外出を自粛される方もいます。せっせと、困っている人のために、自作のマスクをつくる高校生がいれば、家賃の請求を先延ばしにしたりする大家さんなんかもいるようです。

ますます、なにを言いたいのかわからないですが、おそらく日本は分裂しますね。これまでは、右だ左だ、自民だ民主だのと、やんややんや、つまらぬ競争をしてきましたが、そうではなく、いろんな意味で「越境することが難しくなる」のだと思います。それは、純粋に地理的なものかもしれませんし、文化かもしれないし、階層かもしれない。

サヨナライツカ

なんの商売でも共通する"真髄"かと思いますが、サプライヤーやバイヤーに、「現地で会えない」ということは、痛い。品質が均一で、毎回同じものがつくれるような産業に属していれば、商流のメンテナンスさえ行っていれば、ある程度の商売はできると思います。しかしながら、金属スクラップなど、殊にこのケースが当てはまると思いますが、お互いの信用ベースで取引が行われる産業は、ものすごく痛い。

今後、世界を股にかけて活動するトラベラーに対し、「件のウィルスに対する免疫を保持している証拠として、マイクロチップを体内に埋め込む」ということが、万国共通の要求事項となる、というハナシが出ています。

かつての"グローバリスト"の皆様方におかれましては、「取引先に会い行く」だけでなく、「マイルを貯める」だとか、「もう一人の奧さんに会いに行く」という、いくつもの重大な任務を負っています。なんとしてでも、関所を通過するための"手形"は、誰よりも先に入手したいですよね。なんか、恐ろしいハナシです。新しいタイプの病気が現れるたびに、「いついつまでに、ワクチンの接種をしてください」みたいなメッセージが、脳内に届くのでしょうか。もはや、アプリのアップデートです。おそらく、未来永劫、「人間のようなアンドロイドは生まれない」のでしょう。代わりに、「Androidのような人間が生まれる」のです。


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4/21/2020

24時間、頑張れますか。欲しがりません、勝つまでは

「満身創痍(まんしんそうい)」という言葉があります。今、まさに我々が置かれている状況・状態を指すのではないでしょうか。あまり、感傷的かつマゾヒスティックな思考は、良くないなと思う一方、客観的に"自分の姿"を直視できない、しようとしない状態も、決して良いものではないと考えます。

参照:ウェブリオ辞書『満身創痍

「満身創痍(まんしんそうい)」とは、「全身傷だらけの状態」あるいは「心身ともにボロボロの状態」という意味で用いられる表現である。

なにをもって、「傷だらけのボロボロ」かと申しますと、結局のところ、為政者はもったいぶって言いませんが、「今後、何をやってもダメなもんはダメ」なわけです。いわゆる、「焼け石に水」の状態です。

どれだけ、政治家の皆様が汗水垂らして、我々国民のために対策を講じようとも、あと数カ月先に待ち受けているであろう、真の意味での国難や、それ以後の"敗戦処理"の困難さを鑑みたときに、その"頑張り"は無意味になってしまいかねません。

つまり、今般の「ウィルス騒動を起因とした経済崩壊シナリオ」に対する根本的な対処法は存在しないわけです。なぜなら、「経済をボロボロにしたいと切に願う人がいる」からです。そして、彼らは、我々が思う以上に、影響力を持っています。

もしかしたら、そういった現実と"道"を俯瞰せず、この傷だらけのボロボロの身体で「がんばろう、がんばれる」と盲信し、邁進することに、残念なことではありますが、あまり意味はないのかもしれません。

飛躍したハナシになってしまいますが、かつての"大ニッポン帝国"は、そのマゾヒスティックな暴走を持て囃し、死を美化しました。この過ちは、二度と繰り返すべきではないと考えています。今、この瞬間も、一部の政治家や政商がなにやら不穏に蠢いておりますが、絶対に彼らの私腹を、"我々"の痛みや犠牲で、肥やすようなことはあってはなりません。

ものすごく楽観的な見方かもしれませんが、肩肘張って「やるべきことを、増やす」のではなく、「やれないことは、やらない」とキッパリ諦めちゃった方が、いいのではないでしょうか。これからの数年で、実体経済が麻痺してしまうこと、日常の生活が苦しくなることも不可避なわけですから。

こうなることは、けっこう前から言われていたが

程度の差あれど、ずいぶんと前から、現在の状況・状態に落ち込むことは、正直なところ"織り込み済み事項"であったわけです。かつて、当ブログで『メーカー"側"は潤っている』という記事を、'19年12月12日にポストしました。その当時から、「リセッションは不可避」だとか、「銅価は、'20年どうかなー」といった言説は出ていました。

ただ、経営者一般としては、"こうなる"とわかっていながらも、正直なところ「俺は大丈夫」だとか「あたしんところは、リーマンのときに耐えたから」などと言いながら、なんの対策も講じてこなかったのが、現状ではないでしょうか。実際に、筆者自身も、「まあ、なんとかなるだろ」程度にしか感じていませんでした。今となっては、「あのとき、こうしておけば」と後悔ばかりしています。



これから、なにをやっていこうか

こういったハナシは、取引先の社長様や経営層の方々と頻繁に意見交換しています。これは、業種に限ったことではないですが、まず間違いなく皆様仰るのは、「既成概念を捨てる」ということです。もし、これまでの商圏がシュリンクしていくだけなのであれば、なにか新しいことを始めなければなりません。殊に、我々が従事する"静脈産業"においては、"動脈"の役割を果たす製品流通が機能しない、消費動向が悲観的であるという事実は死活問題に値します。

しかしながら、以前も言及したことですが、一流の原料問屋が、「ゴミを漁って、有価になる金属を取り出す」ような、"下賤な仕事"を喜んで引き受けるかというと、正直、あり得ないハナシだと思います。(筆者は、実際に泥まみれ、油まみれの工業雑品の中から、基板を拾ったりしていますので、周りの人間からどのように見られているのか、どのような立場にあるのかということは、非常に意識的です。)

かつて「安い人件費・ゴミ処理費」に優位性のあった、いわゆる"発展途上国"での輸出加工業は、今や、その事業リスクや継続性に注意喚起がなされています。もちろん、これからもそういった商売は続けられるのでしょうが、これだけ"やりにくい"状況に陥ったとき、資源の排出元が考えるのは、「なんとしかして、国内で安定的な循環ができないのか」という点だと思います。

かつて、"雑線"は有価物ではなかったよね

例えば、雑線ビジネスの今後です。現在は、ある程度、相場が高い水準で安定しています。しかしこれが、仮にトン当たり20万だとか、30万の水準に達したとき、銅の含有率が30%以下の雑線類の処理は、どのように行うべきでしょうか。安い海外に持っていけば、いいのでしょうか。

仮に、低品位の線がマイナス評価になるとします。(ここからは、妄想ですので、その点ご留意ください。)おそらく、供給元としては、歩留りの高い雑線に、解体しづらい低品位の雑線を、"これまで以上に"混ぜ込むと思います。そして、十中八九、低品位の線が、(国内でも海外でも同じことだと思いますが、)加工先で滞留します。これも十中八九、加工側としては、加工のしやすいモノから手をつけると思うので、低品位モノが滞留するスピードは加速します。いずれは、その滞留した山を処理するのでしょうが、結局はやりきれなくなって、放置されます。最終的には、大きな手付かずの山がいくつもできて、「あーどーしよー」となるわけです。(本当に、そのようになるのか、見当もつきませんが。)あとは、誰が、尻拭いする羽目になるのか、そういうことですよね。

雑線だけではないですが、今後、ますます「混じり気が多く、金属品位の低いモノ」は、厄介払いになります。これまでは、"巨大胃袋"が喜んで飲み込んでくれました。素人には、触れられない荷物です。すると、毎度の極論になってしまいますが、当業界は、ますます専門性が高くなり、それを強みに飛躍できる個人、会社は、本当に儲かるようになると思います。一方で、取扱量を増やすことを前提に営業活動していた方々にとって、とても苦しい環境になります。つまり、「本当に儲かっているのか」という観点が重視されるようになるのです。

当然のことですが、動脈あっての静脈です。経済活動(血流)が衰えている状況下で、スクラップ業界(静脈)だけ元気にやっていけるということは、絶対にあり得ません。新陳代謝が低下することで、身体のあらゆる部分で機能不全が起きます。「備えあれば憂いなし」という、太古の昔から語り継がれてきたのであろう、この金言を肝に銘じていきたいです。



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4/17/2020

日本的政治システムは、もう限界にきていますよね。非鉄地金生産は、それほど悪くはないようですが

日本的システムは、あと何年続くのか

非常事態宣言が、全国に適用されました。筆者の住む地域でも、昨夜遅くに県知事が会見を開かれ、「"不要不急"の移動を避けるよう、"要請"する」とのお達しがなされました。この手の"要請"が、果たして本当に、他国で"強制"されている、非常事態宣言と同等の意味をなすのか。

同調圧力の強い、古き良き日本的やり方が、本当に適切に「感染流布の抑止」に繋がるのか。仮に、想定以上の感染が拡がったときに、性善説だの、「人権擁護の観点から、強制はできない」などと仰る為政者は、どのように責任をとってくれるのか。以前にも言及したことかと思いますが、彼らは楽観視しているから、「やる必要はない」と考えているのではありません。おそらく、「自分たちの手には追えないと強く認識しているので、やれない」のです。

給付金のハナシにしても、なんにしても、日本の古き良き貴族政治は、こんな感じ。

  • シガラミと思惑に揉まれながら、ぼそっと「あのさあ、こうしたいんだけどさあ」
  • まったく聞く気は無いが、「みんなは、どう思う?」
  • なんとなく、対案を出させて、「いやあ、それはダメでしょう」
  • 結局は、「ま、今回はこんな感じでやってみましょうよ」
  • やってみたのはいいものの、ボロが出てきて、「誰のせい?僕のせいじゃないよ」
  • 追及されて、「記憶にございません」
  • 官僚が吊し上げられて、「よきにはからえ」

そして、今回に至っては、某宗教・政治団体の暴発を恐れ、「いやあ、そこまで言うなら。やってみますか」といった風情でヘラヘラ。疲弊するのは、それに振り回される国民と、無茶振りに付き合わされる一般の官僚です。為政者は、美味しいご飯食べて、いちばん安全な場所にいるわけですから。



日本国内の銅・亜鉛・鉛の地金生産はどうなるか

鉄鋼新聞のウェブ版に言及がありましたので、かいつまんで、そのまま引用させていただきました。想定より悪くはないようですね。銅精錬の皆様は、揃いも揃って、前年度に「あー調子わりいなー」とか、「すみません。いつもの修理があるんで!」と言って、高いスクラップ原料は買わずに済みましたね。よかったですね。もう一度言いますが、「安いスクラップが買えるようになって、よかったね!」

引用:『非鉄製錬8社の上期生産計画、電気銅は5.7%増の80万3600トン

非鉄製錬大手8社の2020年度上期(4~9月)非鉄地金生産計画

  • 電気銅は6社中3社が増産計画 - 6社合計では80万3640トンと前年同期比5・7%(約4万3300トン)の増産見込
  • 亜鉛は3社中2社が増産計画 - 3社合計では同比0・6%(約1300トン)減の23万6258トンと前年同期並みになる見通し
  • 鉛は4社中3社が増産計画 - 4社合計では同比1・4%(約1400トン)の増産計画
銅精錬
  • 最大手のパンパシフィック・カッパー(PPC)は鉱石品位低下の影響で佐賀関製錬所(大分県)および日立精銅工場(茨城県)、日比共同製錬(岡山県)がともに前年同期比で微減見込
  • 住友金属鉱山は前年に東予工場(愛媛県)での定期補修があったため、今年度は増産計画となり、上期も同比2桁の増産を見込
  • 三菱マテリアルは直島製錬所(香川県)、小名浜製錬所(福島県)がともに増産計画となった。直島は18年度下期に実施した炉修の影響で19年4月の生産が減少していたため増産となる見込。小名浜は19年3月に発生した設備トラブルの影響が前年同期にあったため増産計画
  • DOWAホールディングスも前年同期にあった小名浜製錬所での設備トラブルの影響に対する反動増で増産となる見込
  • 古河機械金属は同比微減
  • 日鉄鉱業は前年並みの生産計画
亜鉛精錬
  • DOWAが前年同期並みの計画
  • 東邦亜鉛は増産を計画
  • 最大手の三井金属が八戸製錬(青森県)で3月から50日間の大規模定修を実施
  • 全体では前年同期並みとなる見通
鉛精錬
  • 亜鉛と同様に八戸製錬の大規模定修で減産計画となった三井金属以外の3社が増産計画となり、4社合計では同比1・4%増の10万2115トンと増産計画

引用終わり

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4/15/2020

近い将来、工業用金属やら貴金属は宇宙空間から仕入れるようになるのでしょうか

かつての扇動的なコロナ報道にも、落ち着きが出てきたように感じるのは、私だけでしょうか。メディアも余裕がなくなってしまったのでしょうか。いや、むしろ、政府の言論統制が効果を奏しているのでしょうか。

また、巷の「いついつには、個人の口座に1億円振り込まれる!」だとか、「日本人は、別の次元の地球に移住するのだ!」などといった妄言論者の語調も弱くなり、しまいには、同じ論者が「なるべく早く、今後の人生計画を練り直した方がいい。他の国へ移住するのも考えるべき」といったことを言っています。ワレワレは、別次元に移住するんじゃなかったのでしょうか。はて。

定期的に、当ブログの読者様の情報を確認しています。やはり、時節柄、"パラジウム"に関するハナシに、際立ってアクセス数が出ています。

https://www.michiru-resources.com/search/label/パラジウム

筆者としましても、ある程度の信ぴょう性のあるハナシと、トンデモ論をバランスよく配置し、読み物として「よくできている」と思っています。ぜひ、ご覧ください。

海外の金属スクラップ事情

あと、顕著なのは、北米からのアクセスですね。利用しているプラットフォームが、GoogleのBloggerであったり、Twitterへの告知も行なっているので、発信している"方向"がそちらになるのは、致し方ないことです。というか、こんなトンデモ論ブログにアクセスし、翻訳してまで、「"極東事情"なり、"日本のスクラップ事情"について知りたい」と思っている方々が存在することに驚きます。今後も、そういったコアな方々向けに、ホットで有用な情報をお届けしたいですね。

もうひとつ、「おもしろいな」と感じることを挙げるとすれば、ルーマニアとかアラブ首長国連邦からのアクセスです。世界的なスクラップ需要の減退が続いているのでしょう。おそらく、今まで、非鉄金属スクラップ全般の"上物"は、欧州の西側の"上の方"に流入していたのだと思います。そして、"鋳物"やら"スソ物"は、"下の方"なり、東側に向いていたのでしょう。その流れに異常が出たときに、「あれ、売れないや。やばい。他に売れるところないかな」と考え始めるわけです。

みんな、"隣の芝生"の様子が気になる。だけど、よくよく聞いてみると、"それ"もそんなに青くないことがわかる。それが、今の金属スクラップを取り巻く状況だと思います。

価格の破壊が起き、市場の崩壊が起きたら

筆者としましては、「破壊と再生」のあとに、これまでできなかったことや、新たなフロンティアとの貿易なんかできたらいいな、と考えてはいますが、正直、悲観的です。なんせ、ゲンブツの品質の担保(=この目で現地で確認する)ができなければ、安定的な商売はできません。もっと言ってしまうと、通貨価値の担保さえ危ぶまれている状況で、外貨の運用に手を出すことは、グツグツと煮えたぎる釜のなかに手を突っ込むことと同じだと考えるからです。おそらく、今後も、"金属スクラップマフィア"が、それぞれの勝手をよく知った仲間内で、"回して"いくのでしょう。

そして、決済は、Goldなのか、Palladiumなのか、そこらへんはよくわかりませんが、貴金属本位の仮想通貨制度のもとで、国家とは違う枠組みのなかで、粛々と取引が行われるのではないでしょうか。つまり、「これまでも、これからも、金融に精通した大資本家が、金属スクラップを牛耳っていくことに変わりはない」と思います。その潮流に乗って、ワレワレのような下々の業者が、ちまちまとせっせと、コンテナをあっちに仕向け、こっちに仕向けとやっていくわけです。(ついつい、トンデモ論が出てしまいます。悪いクセです。)

きょう、人類がはじめて、プシケに着いたよ


あと、2年と126日後('20年4月15日から)に、"Psyche(プシケ)"という金属(鉄とニッケル)でできた小惑星に、人類が送り込んだ探査機が着陸するそうです。イーロン・マスクさんのSpaceX社も共同で、このプロジェクトに参画している模様。金属マニアとしては、「ニッケルがあるってことは、もしや!」とワカチコしてしまいます。宇宙空間で、資源採掘ができるとわかれば、資源相場にも少なからず影響が出ますね。まさに、フロンティア。夢があっていいです。

参考:『SpaceXが謎の金属小惑星「プシケ」探索ミッションの打ち上げを126億円で受注』



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4/13/2020

非鉄金属スクラップの世界に、専門商社はもういらない

非鉄スクラップ・ブローカー、ディーラーの皆様方、いかがお過ごしでしょうか。かつて、「地球はひとつ」のスローガンを高々と掲げ、(一般には)得体の知れない、謎のコンテナ群が、世界中の港を行き交っていました。規模が大きくなるにつれ、コンテナでは対応できなくなり、バルク船まるまるひとつを単位として、「得体の知れない、謎の品々」が、食欲旺盛なグリーディ国家に運ばれるようになりました。もはや、今となっては、「盛者必衰の理(ことわり)」とでも申しましょうか、「風前の灯(ともしび)」と申しましょうか。

"グローバリスト"の絶滅

今般のウィルス騒動で明確になったというか、改めて強く再認識させられたのは、「地球はひとつではない」ということでしょうか。かつて、当ブログにて『踊り場からの脱却』という記事を、2017年の12月にポストしました。その当時、まだ雑品の中国向け輸出は機能していたと思われます。ただ、過渡期にあり、様々な情報が錯綜していたことは、間違いないようです。(人間というのは、ほんの数年前の出来事でさえ、鮮明に記憶できないのですから、本当に困ったものです。)

日本の“ヤバさ”というのは、相撲協会の内輪揉めのハナシにせよ、大物政治家の特定利権との癒着にせよ、本当にどうでもよいことを、どうでもよくないことに昇華させて、どうでもでもよいことに自分たちの神経をすり減らすこと、すり減らされることに快感を見出してしまう、マゾヒスティックなところにあると思います。不毛な議論の末に、無能な人間がヤンヤヤンヤ囃し立てるうちにほとぼりが冷め、「なかったこと」になってしまいます。進歩はないと考えています。

どうやら、その当時、日本の世論は、「相撲協会の内輪揉め」と「政治家の利権」について、真面目に向き合っていたようです。"相撲の件"については、未だに「なにが、どのように決定し、結論がなんであったのか」ということは、理解できていません。"政治家の件"については、今現在もそうですが、「なんのための政治なのか」ということは、未だに理解できていません。今、我々が置かれた状況というのは、磔(はりつけ)に目隠しの状態で、ただひたすら、メディアから注がれる「コロナについての最新情報」を口に注がれている苦行者のようです。

今の中国は、燦々と照りつける国家運営の大綱のもと、粛々と次のステージへ駆け上がるための準備をしているわけです。

おそらくですが、この今、一瞬でさえ、中国という国は、"粛々と"己の歩みを前に前に進めています。良し悪しは別として、そういう国なんだと思います。「国体を維持するため」には、どんな手段でも講じる。それは、彼の国に限ったことではなく、日本だって同じです。かつて、某オリンピック実行委員長は、「日本の国体を維持するため」には、どんな手段でも講じると言明しました。その背景には、「日本は神の国であり、天皇を中心としたクニである」ということと、「その庇護を最も受けている"我々(神道政治連盟)"が、国体を維持する任務についている」ということも、しっかりと政治の潮流の間で、声高に宣言されました。

誰がウィルスに負け、誰がウィルスに勝つのか

今般の「オリンピックやるの?やらないの?えー、延期なの論争」で暗躍されたのは、もちろん左記の大先生でありますし、氏の強欲が、ウィルス対策の施策に悪影響を与えたことは、間違い無いと筆者は考えております。政治的に不謹慎なことは、あまり申し上げたくありませんが、「老害は早く排除すべし」だとも考えております。また、今後、感染者数が大幅に上振れした場合、「オリンピックを開催する意義」自体にクエスチョン・マークが突きつけられることになるのでしょうが、果たして、その時に"御大"は、どのような采配をとるのでしょうか。あまり考えたくはありませんが、為政者のなかに「ウィルスに感染し、ウィルスと戦い、ウィルスに打ち勝った」人物が出て、メディアで"復活"を大々的に報じるような出来事になった場合、おそらく"御大"は、「神の国云々」というハナシを喧伝し、"国体"の再構築に邁進するのでしょうね。

実際に、今まさにこのタイミングで、某国首相は「私を治療してくれた医療従事者リスト」を公表しています。完全に「国威を発揚するため」のプロパンガンダですよね。これと同様の手段は、先進国だろうが、民主国家だろうが、どの国の為政者も使いますよ。もはや、「グローバリズムの終焉」とかなんとか言っているうちに、もっと奥深い、「かつての我々が心の拠り所としていた、当たり前の"考え方"とか、"やり方"のような、大事なトコロが一瞬で過去のものとして、吹き消されてしまった。」そのように表しても、間違っていないのでは無いでしょうか。

翻って、非鉄金属スクラップ業界はどうなる

筆者の表面的な理解ですが、ものすごくマクロ視点で、かつての当業界の"勢力図"を俯瞰した場合、強豪勢の特徴として、おそらく顕著に表れてくるのは、「1.共産党の内部にどっぷり浸れているか否か」だと思います。その次に、「2.規模の大きい需要家に安定供給ができるか否か」と「3.堅実なファイナンサーを抱えているか否か」という点が挙げられると思います。

少し脱線しますが、大変興味深いことがひとつあります。実は、米国のリサイクル協会であるISRIには、貿易部会という名の"非常に閉鎖的な"会合の場があるわけです。その会員のなかには、中国やインドなどに事務所を置く、大手のスクラップ業を営む会社の役員、経営者が多く含まれているわけです。日本の某上場会社も参加しているはずです。いわゆる、権力者たちの集いです。もっと簡単に言ってしまえば、「中国にスクラップを流通させるための結社」です。そして、とても不思議なことなんですが、その"御大"が、いわゆるISRI規格を策定する部会の重役でもあるんですよね。要は、「一握りのスクラップ貿易業者が、中国共産党の意向を汲みながら、彼らの都合に合わせたルールをつくり、経済活動を行なっている」わけです。ここまでは、筆者が見聞きし、裏を取った事実です。

また、信憑性は定かではありませんが、実はそれだけじゃなくて、「"見返り"としての特別枠が存在する」という噂も聞いたことがあります。要は、みんなが「枠がなくて困っている」ときにも、「あーほんとは、これも輸出できたらいいのに」と地団駄を踏んでいる時でさえ、特権階級の彼らの会社を経由すると、不思議なことに、"枠"がポッと湧き、大陸での通関がスルっと通ってしまうということらしいのです。(あくまでも、噂なので真偽は定かではありませんが、筆者が昨年、米国の大手リサイクラーを訪問した時、彼らがやっていたのは、「CCIC検査数 < コンテナ出荷稼働日数」でした。しかも、コンテナ出荷本数/日は、少なく見積もっても、20本以上。驚きが、その効率の高さにあるのではなくて、「え?!CCICの検査って、そんなにユルかったかな?」という点です。)

閑話休題。左記、「これまでの定説」について言及しましたが、今後の方針については、下記のように考えています。

おい、オメエ誰だよ

お前みたいな"Middleman"は、もういらネェからな

その理由は、以前、『世界のあちこちで、ポジショントーク砲が炸裂しています(2020/01/23)』で言及した通り、中国は「ISRI美国基準」を蔑ろにする方針で動いているからです。中国独自の"通関基準"を設け、それに合格すれば、それを"原料"とみなし、国内への流通を担保する制度へ舵を切ったわけです。実際に、その前哨戦として、6類クオータを付与する対象の前提として、「実際のものづくりができる企業」に限定した動きを見ても、今後の方針がいかに盤石なものであるかということを裏打ちしています。(="Middleman"の排除。)

['20年1月時点で流布していた、6類輸入に係る新規制]が適用されるとしたら、「本当に困ってしまう」のは、米国のサプライヤー陣だと考えています。なぜなら、彼らが一生懸命作り上げた「ISRI独自の品質基準、商品性を担保していた解釈を、中国の"それ"が蔑ろにしている」からです。

日本でも、かつて「商社不要論」が持て囃された時期があると思います。要は、「ただ、そこにいるだけで金儲けできると思うなよ」という視点です。色々な要因があると思いますが、その当時、専門商社が築いた"仲介業"という商売手法そのものが大きく揺れたものと理解しています。言い換えれば、いわゆる"総合商社"の面々は、横の繋がりを武器に、専門商社が持ち合わせていない"シナジー効果"を生み出すことで、立ち位置を確立し、"存在意義"をそこに打ち出しました。

切実に、今後なにをしていけばいいのか

この先、経営環境がどのように変化していくのかということは、容易に想像できませんが、「未来の商社(=仲買人)」が立ち入る隙間としては、やはり"常時対応型のコンサル"的な立ち位置に収束するのではないでしょうか。実際に、米国でもいいですし、中東でもいいんですが、大手のディーラーさんは、必ずと言っていいほど、顧客対応が迅速です。先物取引がある都合上ですが、世界各国、どの時間帯にも対応できるカスタマーセンターを持ち合わせています。

また、今後は、いわゆるAIの進化も進むでしょうから、商社・仲買人の実体が、クライアントに常駐する必要もないし、24時間、不眠不休で顧客対応に追われる必要もなくなるものと考えられます。つまり、今後日本でも、右から左だけの「専門商社の淘汰」が進むものと考えられます。一方で、「総合商社プラスなにか」を持ち合わせている集合体(企業ないし、総合的な専門家集団)は、今後、一層持て囃される可能性はあります。

現在、総合商社の持ち合わせている機能を列挙してみたいと思います。

  • 金融 ファイナンス
  • 物流 ロジスティック
  • 市場開拓 マーケティング
  • 商品開発 ディベロップメント
  • 与信管理 リスクマネジメント
  • 市況分析 リスクヘッジ

色んな表現あるかと思いますが、筆者の思いつく限りでは、上記の通りです。

上記の特徴を、文章にまとめると、きっとこんな感じになると思います。

  • シノゴの言わず、出したいときに出せて、迅速で間違いのない支払い。次に、なにをやったらいいかヒントをくれて、周りがなにをやっているのかっていう情報も教えてくれる。

要は、「本業(スクラップの集荷から選別・加工、荷造りなど)に集中させてくれるトコロと商売したいな」という需要があるわけです。そこに、何を加えたら、「顧客を離さない魅力」たり得ますでしょうか。

筆者がひとつ挙げるとすれば、"QC機能"ではないでしょうか。こう言うと、「スクラップに品質管理かよ。もはや、ものづくりだな」と思われるかもしれませんが、その通りだと思います。バイヤーサイドとしては、「我々の欲しいアレ」をわかってくれるトコロがあれば安心できるし、セラーサイドとしては、「ウチの品質は、実はアレなんだよな」といった不安を払拭することができれば、彼らも安心できます。今後、スクラップ貿易の現場でも同様に、「出荷前の品質を確かめたいんだけど、コロナのせいで、サプライヤーの国に入国できない」という事態に当然発展すると思います。そういったときに、なんらかのかたちで品質を担保する術が求められるはずです。

本当に、先の読めない時代に突入しました。少しでも早く、事態改善の策を見出して、この難局を乗り越えたいですね。

4/07/2020

「わけること」が人間のサガであり、そしてまた堂々巡り

アートは時代を読む

ベルギーのBuscemiさんのアルバム『Retro Nuevo』を聴きながら作業しています。このタイトル「新しき(Nuevo)、懐古(Retro)」という表現は、非常にシンプルでありながら、上質であると思います。人間の生み出す文化は、常に原点に戻ることを拒みながらも、結局は同じようなところに着地して、その時代に沿った"新しさ"と結合して、"新たな文化"として受容され、再生産されているのだと思います。

巷では、いわゆる"ジャンル"の垣根を少しだけ跨いだ、"クロスオーバー"なものが、あたかも「斬新であり、時代の先端をゆく」と捉えられがちですが、果たしてそうでしょうか。そもそも、その"ジャンル"とは、誰がなんのためにつくったのでしょうか。なにかを「売るため」でしょうか。「テリトリー(利権)を明確にするため」でしょうか。

おそらく、「わけること」は、人間の性(サガ)なのでしょう。そしてまた、いつまでたっても堂々巡りをやめることができない業(ゴウ)の深さ、我々の能力の浅はかさ、その"限界"が思いの外、自分たちの手の届く範囲に留まっていることの現実は、今般のウィルス騒動で浮き彫りになりました。



限界と変化の波

昨今、政府から給付されるものが、あーだこーだ、外国ではいくら支払われて云々等、様々なウワサが飛び交っています。ひとつ間違いなく言えるのは、日本国の役人さんや、議員の先生方も、「精一杯、自分の"できる範囲で"頑張っている」ということだと思います。

左記の"限界"に繋がる話ではありますが、「それ以上は、やろうと思っても、色んな足枷や能力の問題で、できない」のです。国難に陥った時に、絶対的なリーダーシップを発揮できる人物が仮にいたとしても、それを許容できない、日本的システムの問題が、そこに大きく横たわります。

毎度、手前味噌で恐縮ですが、2018/05/30付『きな臭い感じ』にて、今後進むであろう「大手による寡占化(第二フェーズ)」について、下記のように言及しました。

ある程度成熟した競合による労働資源の囲い込み、調略、ヘッドハンティング。産業構造の変化に伴う、業態の見直しも尋常ではないスピードで求められることでしょう。(=構造の変化に伴う淘汰)

第一フェーズとしての「業者間の小競り合い」は、思いの外激化せず、足元は、むしろ小康状態にあると考えています。筆者は、「やべー!モノが売れない!」という暗雲が一気に立ち込め、皆さんそれぞれが、暗中模索の真っ只中にあり、よその面倒なんてみれないからこそ、そこまで小競り合いが起きていないのではないかと考えています。

これから、設備投資をする企業は非常に少ないでしょうし、増員も同じように難しいと思います。ただ、カネに余裕のないトコロから、人材が流出することは不可避でしょう。当然のごとく、余裕のあるところは、経験者を刈り取りにかかるでしょうし、実績と貯蓄のある個人は、独立に走るかもしれません。いずれにせよ、商圏が乱れます。そんな状況に陥ってしまえば、さらに皆が疑心暗鬼になり、悪循環がはじまります。

かつて銅の相場は30万円以下

さらに言ってしまうと、この負の連鎖を一層加速させてしまいかねない不安要素があります。もうひとつのブログ(note)内にて、『銅(炭鉱のカナリア Dr.Copper)の値段が1キロ550円になりました。』という記事をポストしました。

要旨は、ただひとつ。「ほんの20数年前は、銅の建値が30万もいかなかったし、その状況が5年近く続いた」ということです。問題は、左記のような状況にならないまでも、仮に「相場が"低価格"かつ"低ボラ"である状況、強いて言えば、モノが売れない時代が長く続いたら」、中小零細企業の問題だけでなく、業界を揺るがすほどの大きなインパクトたり得るということです。また、変化のスピード如何によっても、影響の大きさが変わってくることは、間違いありません。

誰のためのソレ

アメリカの政府高官が、「グローバル・サプライチェーンからの脱却」を声高に宣言したというハナシを聞きました。そして、某国が「マスクを送る代償として、政治的な配慮を要求した」というハナシも聞きました。結局、人間なんて、そんなもんですよね。漠然とした表現で恐縮ですが、「良いときは良いし、悪いトコロは見ない」んです。地球はひとつだの、なんだのとカッコいいことは言えても、「この際だから、国だとか、国境の類は廃止しましょう!みんなで協力して、住みやすい地球をつくりなおしましょう」とは誰も言わないわけです。

そもそも、その"国境"とは、誰がなんのためにつくったのでしょうか。なにかを「売るため」でしょうか。「テリトリー(利権)を明確にするため」でしょうか。



今後の非鉄金属スクラップにおけるトレンド展望

筆者としましては、やはり「雑多な混ざりものを、いかに価値あるものに仕上げるのか」ということに主眼を置いていきたいと考えています。ある程度の流動性、利幅が見込めることを考えると、やはり業界としても注目せざるを得ない状況にあると考えています。(かつての、「困ったら、第三国へ」は通用しないので。)しかしながら、都内の非鉄問屋さんが、明日から破砕機を入れて、ミックスメタルの選別をするのかというと、それはあり得ません。かつてのように、新規参入者が溢れ、それぞれが設備投資を進め、工業雑品の相場が高騰するのでしょうか。それも、なかなか考えづらいと思います。

ミックスメタルに関しては、本当にピンからキリまで、同じ会社の同じ機械で加工しても、投入母材の違いや、前処理の仕方如何によって、"製品"の品質は、大きく変わります。個人的には、初期投資や設備の管理ノウハウ、母材に対する"目利き"なんかを考えると、なかなか参入障壁は高いものと捉えています。筆者のお付き合いのあるシュレッダー業者さん曰く、「機械を入れたからといって、できるものでもない」とのこと。

ただ、現状、雑線の黎明期とシンクロする部分もあるかと思いますが、一部の業者さんが、「"ミックスメタル"と名のつくもの」を買い漁っているというハナシは耳にします。恐らく、「東南アジアに中国人選別職人を送り込んで、完成品を中国へ送るスキーム」なのでしょうが、本当に長続きするのでしょうか。確かに、人の手で選別することで、"それなり"の付加価値は生まれるのだと思います。しかしながら、「あんなに頑張って、良いものつくったのに、こんなに安い値段でしか売れなかった」といった状況に陥る可能性は、十二分にあります。まあ、最終的には、おそらくですが、その不採算の部分の尻拭いは、ゴミの不法処理でしょう。(かつての雑線の加工ビジネスは、"皮"の旨みがあり、中国では「ゴミが、ゴミではなかった」ために、島国側が思うほど、環境負荷は全然少なかったものと理解しています。)

ミックスメタル界隈も、パチパチと火花が散る局面もあるかと思いますが、虎視眈々と「安く母材を確保し、妥当な値段で"どこにでも"供給できる体制づくり」に邁進してゆきたいと思います。

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