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2019年を振り返って

2019年は、個人的に大きな転換の年でありました。恐らく、いわゆる人生における"ターニングポイント"であったのだと思います。そして、苦しくも、辛くも、周りの方々に手を差し伸べていただき、なんとか、生きながらえることができました。一期一会を、一瞬を大事にすることの大切さというのは、文字に起こしても薄っぺらいものですが、本当に身をもって、人との繋がりや関わりによって「救われる」経験をすることで、ようやっと、ことの本質が理解できたような気がしてなりません。 業界の動向に関しましては、触れてもどうしようもない状況と言いますか、なんと評すべきか、まったくわからない境地にありますが、総合的にみて"死"に値するほどの天変地異、破壊が起きたことは言うまでもありません。ここで、どこぞの問屋が飛びそうだ、あそこの社長がどうのこうのと能書きを垂れるつもりは、毛頭ございません。市中一般、総じてやりにくい年であったこと、これまで辛酸を嘗めてきた需要家サイドで利潤の確保が積極的に行われたということは、純然たる事実であろうと思います。 甘えは通用しない また、今後の相場動向含め、経営環境としては、引き続き"渋い"状況は変わらないのではないか、そのように考えています。また、これまでのように、「建値が上がったんだから、高く買ってよー」だとか、「なんだかんだ言っても、中国はスクラップ欲しがっているんでしょ。枠が出れば、良い値段で買ってくれるんでしょー」といった"甘え"は、通用しないものとして商売を行わないと、とんでもないしっぺ返しを喰らうとも考えています。例えば、「ボク、旧正月明けに、真鍮をタクサン買いたいんです」と言われても、そりゃあ、文字通り、問屋は卸さないですよね。高く買ってくれる保証など、一切無いのですから。もっと言ってしまえば、口約束した契約をきちんと履行できるのか、支払いが滞りなく完遂できるのか、まったくわかりません。 ここのところ、殊に強く思うのは、「中国のメーカーサイドは、欲しい欲しいというけれど、実際そんなに困ってないんじゃないか」ということです。そんなに欲しければ、今までのようにどんな手段を使ってでも、いわゆる"玉(ぎょく)"を押さえにかかるはずです。実際の彼の

これは妄想です。電池の未来

かつて、金属材料について調べ物をしていたときに、なんの気なしに保存した記事をみつけました。2016年のそれですが、今、この時分に"ググって"みても、あまりヒットしてこない。つまり、あまり技術的な躍進がない、もしくはうまくいっているけど、大人の事情で公にできないということだと思います。(十中八九、前者でしょうが。) 題して「 リチウムを超える『アルミニウム』、トヨタの工夫とは 」です。記事のイントロをそのまま、引用します。 電気自動車に必要不可欠なリチウムイオン蓄電池。だが、より電池の性能を高めようとしても限界が近い。そこで、実質的なエネルギー量がガソリンに近い金属空気電池に期待がかかっている。トヨタ自動車の研究者が発表したアルミニウム空気電池の研究内容を紹介する。開発ポイントは、不純物の多い安価なアルミニウムを使うことだ。 こんなこと言われると、「 不純物の多い安価なアルミニウムって、なんなんじゃあ!なんや、そこそこの品質のスクラップだったら、使うてくれるんかい 」などと飛躍した期待を抱いてしまいます。記事を読んでいくと、トヨタさんの真意が少し垣間見れる。つまり、いわゆる純度4ナイン(99.99%)レベルの原料で電池を作れと言われれば作るよ?だけど、原料費が嵩むし、環境負荷(精錬費用等)を考えれば、持続性も高いとは言えない。だったら、そこそこの原料で、うまく使いこなす技術を我々で考えてみましょうよ」ということらしい。素晴らしいと思います。 この記事の中で話題になっているのは、一次電池としての利用前提の話とのこと。つまり、「一回こっきりしか使えないけど、なくなったら、交換すればいいじゃん」という使われ方。その翌年には、「 冨士色素、『アルミニウム-空気電池』の二次電池実用化に目処 」という技術革新もあったようです。 では、なぜ、この素晴らしい技術が、現代において広められていないのか。(もしくは、ただ、筆者が知らないだけというケースもあります。)ここからは、都市伝説信奉者特有の一種の妄想です。ご注意ください。 数年前、世界的な識者、偉い方々が集まる秘密会議で、このような発言があったそうな。 「 電気自動車やろうか!てか、やりますからね。皆さん、ご協力頼みますよ。あ、なんかね、皆さんご存知のイーロン君。彼、頑張っている

メーカー"側"は潤っている

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なんだか、パッとしないですね。ここのところ、ずっと。相場は上がっているみたいですが、なんだかきな臭い感じは払拭できないです。なんだか、奥歯になにかが詰まったときのむず痒さというか、変な時間にコーヒーをがぶ飲みして、寝たいのに寝れなくなって、焦燥感に苛まれて、朝を迎え、そのあとの生産性ガタ落ちのときに感じる虚無感のようなものを感じざるを得ません。まあ、なにを言いたいのかわかりませんが。 年の瀬を迎えるにあたり、これからの非鉄金属スクラップ市場の行方を占ってみようと思い、先輩方や市場関係者にヒアリングを行いました。まず、とにかく間違いないことは、「誰も、この先どうなるのかわからない」ということです。特に、かつての北京オリンピック景気に伴う、資源バブルの恩恵を十二分に享受できた方々は、ものすごい不安に思っているようです。「寄らば大樹の陰」ではないですが、牽引役や模倣する対象が存在しない。なにをしたら良いのかわからない。こういった悩みとでも言いましょうか、ボンヤリした、まさに《虚無感》は、業態の規模、種類問わず、我々の業界全体に大きな大きな暗い影を落としているようです。 海外メディアからの情報によると、おおよその概要は下記の通りのようです。 <アルミ> 需要に対して余剰感あり 大きなリセッションを迎え、場合によっては大きな生産調整があるか 需要は一時的に落ち込む可能性大 → 需給は“リセット” 飲料用容器(プラからアルミへ)や電気自動車向けの新規需要等が顕著に (1) 参考: Aluminium Insider "Aluminium at the LME Week – Key Takeaways" , (2) 参考: Aluminium Insider "Aluminium Extrusions Are Winning The Race For Battery Enclosure In EVs" <銅> '20は、スクラップ絶望的 中国が銅精鉱に注力するため '21後半は、業界全体に明るい兆しか TC/RCが劇的に安い ※TC/RC… "Treatment Charge" 溶錬費 / "Refining Charge" 精錬費 (1)