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3月, 2021の投稿を表示しています

黒船に備えよ!時代は思いの外進んでいるようです

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今回は、投稿100回を迎えるにあたり、ライトでわかりやすい路線で攻めてみたいと思います。 3/24、政経Twitter界隈では、“世紀の珍事”が話題となっておりました。そうです。例の「コンテナ船、スエズ運河にすっぽりハマる」という、なんとも(はたから見たら)微笑ましい事件です。 …. pic.twitter.com/NHS0BM1uYI — Aurora Intel (@AuroraIntel) March 24, 2021 貿易関連の方々は、「 オオカミが来たゾ! 」的なスタンスで、「海上運賃上がるよね」と言います。地政学関連の方々は、「有事の際に、こういった不測の事態が重ねて起こると、政情不安を煽るよね」と言います。陰謀論関連の方々は、「オー!エバー・グリーン!どこの誰から指示を受けて、なんの意図があって、こんなことをするんだ!」と言います。 それぞれの思惑や想定でモノを語るので、当然のとこながら、所属しているクラスタ毎の見解の色に差が出ます。決して、それらが間違っているとか、理解できないとか、そういうことではありません。ただ、「 ひとつの考え方、視点に拘る 」と、コトの神髄が見えなくなったり、別の要素を理解することができなくなって、最終的に損をしたり、無駄骨を折ることに繋がってしまいます。 クルマがつくれないよ 今、「半導体不足で自動車生産に支障が出ている」というニュースが飛び交っています。しかしながら、本当に、「 半導体がないから、車をつくれない 」のでしょうか。 東レ、ナイロン樹脂で出荷免責宣言 米寒波で原料不足: 日本経済新聞 https://t.co/HXP3Ez2al6 — Michiru IMAI (@michiru_rsrcs) March 25, 2021 東レさんは、原料の確保ができないことから、“フォース・マジュール”を行使されました。かつて、当ブログにおいて、『 不可抗力事項(フォース・マジュール)を行使されたとき、なにができるか 』という記事をポストしました。当該記事の中で、筆者は、「 これまでも、これからも、『国境をまたぐ』ということは、様々な利害関係者、既得権益者の頭の上を飛び越える行為です。彼らに失礼があってはならないし、揚げ足をとられないよう、きちんと知識と誠意をもって

お付き合いは、大切に(マレーシアは、スクラップ貿易に制限をかけるそうです)

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ずいぶんと暖かくなりましたね。陰鬱な世相を嘲笑うかのように、桜が咲き始め、穏やかな風が頬を伝います。 先日より、遠方への営業活動を再開しました。気心の知れた方々にお会いし、昨今のリサイクル・金属原料動向に関する情報交換を行いました。やはり、血の通った“お付き合い”を実現するには、きちっと面と向かい、膝を突き合わせる必要があります。どうにかこうにか折り合いをつけ、お互いが納得した上で、取引を行う。それは、至極当然のことなのですが、昨今の“インスタントなカタログ商売”に慣れてしまうと、ついつい忘れてしまいます。 “情報化社会”などと叫ばれて久しいですが、今、巷に溢れるその“情報”とやらは、真に正しいのでしょうか。嘘か誠かも判別できないまま、「ネット上で人気だから、なんとなく」買ったり、売ったりしていないでしょうか。卑近な例で言えば、特号銅線なんかもそうです。仮に、キロ当たり900円が「ネット上での最高値」だとしたら、大勢の方が「まあ、そんなもんかね。銅も上がったし」などと捉えてしまうことでしょう。 しかしながら、過去の“料率”と比べた場合、明らかに“金属スクラップ相場”は割安だと思います。これは、銅に限らず、日本に限らず、世界的に起こっている“変化”の一部でしょう。これは、買う側が、これまで行われていたような「建値に対しての絶対的な料率」で取引しなくとも、背伸びしなくとも、「十分に買える」ということの証左であります。言い換えれば、売る側の“期待値”の水準が、「これぐらいが丁度よい」と示しているわけです。 一喜一憂と安定 ただ、今後、もし仮に、「今の相場水準が当たり前に」なったり、「スクラップ供給(発生)が、さらに先細る」ような事態に陥った場合、当然のことながら、競争が激化してゆくわけです。でも、料率はあまり改善されない。だって、買う側としたら、「先月、この値段で売ってくれたでしょ」となるからです。つまり、お互いの合意形成が“そこ”にあったのに、次の日には、見当違いの“期待値”を吹っ掛けられても、「そうは問屋が卸さない」わけです。 そこまで言うんだったら、「毎月、同じ量を同じ品質で、きちっと納入してください。よそは、その瞬間で高値を提示するかもしれませんが、うちは毎月、同じ料率で買いますので」となるわけです。いわ

梯子外しちゃうよ?

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銅相場に関するハナシ、気になりますよね。ここのところ、アクセス自体は停滞気味なんですが、今までにないぐらい、色んな国々からのそれがポツポツと見受けられます。なんでしょうね。 香港からのアクセスが増えた ことも気になりますし、昨日の一段下げの様子も気になります。人によっては、一段上げのためのサゲだという方もいらっしゃいますが、 前回のポスト でも言及した通り、今起こっていることは、“虚構”の上に、過剰な“期待値”を積み増しているだけの砂上の楼閣に過ぎません。 利権構造が抜本的に入れ替わり、マーケットのトレンドも同様に変わっています。いつ何時(なんどき)、「梯子を外される」行為が行われるのかもわかりません。この“陰謀論”を真に受けてしまうのが、当ブログの売りです。その辺りは、十分にご承知の上、以下もご笑覧くださいませ。 ハリスさんの出番、秋ごろでしょうか ハナシは少し変わりますが、バイデン政権。相当に覇気を無くしているようです。Mr.プレジデントの行動予定なんかをみてみると、どこぞの大企業の顧問によくありそうな、「まあ、だいたい朝9時ごろには会社に着いて、それとなく仕事をした感じにして、まあ、だいたい18時前後には家にいる」的な活動をされています。とあるソースによれば、「トランプの一日の行動計画は、だいたい深夜まで」だったようです。 参照: Joe Biden - President's Public Schedule 事実は、なんであるのか、まったくわかりませんが、「 この有事において、平時と同じような働き方をしている 」ということは、間違いないようです。そして、もしかしたら、「バイデン氏は、トランプ氏より働かない」ということを追及されても、予定を見る限り、反論するだけの余地はないのかもしれません。 あと、最近の西側諸国の軍事的な動きも気になります。米国テキサス・フロリダ界隈、中東の“ソワソワ感”をみていると、なにかに備えている様子がひしひしと伝わってきます。日本のワイドショーでは、「10万円の!高額接待!」のハナシが中心でしょうか。個人的には、「高級官僚の接待って、そんなにショボいの?」と耳を疑ってしまいます。 今朝も、LINE(通信)関連の疑惑報道もありましたが、もう少し、メディアには、「国内

オオカミが来たゾ

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「羊飼いと狼」というハナシをご存知でしょうか。もしかしたら、「オオカミ少年」という題名で記憶されておられるかもしれません。イソップ寓話に登場する、「羊飼いの少年が、『オオカミが来た!』と噓をついて大人たちを困らせ、終いには本当にオオカミがやってきて、飼っていた羊を食い殺されてしまう」という逸話です。 少年が「信用を失ってしまい、誰からの支持をも得られなかった」がために、このような惨事に陥ってしまいます。このハナシは、子供向けの寓話としてよく知られていますが、人として社会生活を送る上では、いくつになっても、このような“信用問題”について、真剣に考え、慎重に行動してゆかねばなりません。 スーパーサイクルって、陳腐な業界用語 最近、色んなトコロで、「金属は、需要が底堅いから、これからもアゲ続ける」だの、「100年間で数回あるかないかの“スーパーサイクル”に入ったから」云々といったハナシを耳にします。個人的には、大手証券会社のアナリストや、一部の金融機関が発信する、 ポジション・トークの類だと思っています 。 仮に、そのようであったとして、仮に、彼らがいうところの“10年サイクル”が途中で崩れたとしても、彼らは、「 どうやら、件(くだん)のウィルス騒動を通して、マーケットのトレンドは、根本から変わってしまったようだ! 」などと、平気で嘯くでしょう。 要は、「モノは言いよう」なわけです。昨今、めっきり世間の耳目から姿を消した、「地球“温暖化”問題」とリンクする部分があります。為政者は、「CO2が地球の温暖化に繋がるんだ!(だから、絶対に削減しなければならない)」という思想を軟化させ、「 最近になってわかってきたことなんだけど…もう少し、長い時間軸で地球の活動状況を俯瞰すれば、“寒冷化”することも十分に憂慮していかなきゃいけないんだよね…まあ、地球にやさしいことを続けていくことには変わりないんだけどね…だから、 “気候変動”問題 に、きちっと対応していきましょうよ 」といった風情で、ハナシをすり替えます。 なにを守るために環境対策を行うのか 結局のところ、「CO2を排出することが悪」なのか、「資源を際限なく消費することが悪」なのか、判然としません。もし、前者なのであれば、既存の資源消費の仕方を維持しつつ、CO2排出を抑え

サーキュラー・エコノミーは、「一見すると単なる環境政策に見えるが、これは経済戦略」である

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先日、書店でこんな雑誌を買いました。(画像をクリックすると、Amazonのページに飛びます。) 東京財団政策研究所研究員の 平沼光 さんが、『 資源エネルギー覇権競争の大転換が始まった~EU、中国に伍し、日本が「資源大国」になる好機~ 』と題し、グリーン・ディール政策について言及されています。 グリーン・ディール政策に関する“ファクト” 筆者の思いはさておき、これまで検討されている政策や、展望について、本寄稿より引用させていただきます。 国際再生可能エネルギー機関 ( IRENA =International Renewable Energy Agency)曰く、「2050年までにCO2排出量70%削減、温度上昇を2℃より十分下方に抑えるために必要なエネルギー転換にかかるコストは19兆ドルだが、得られる利益は50兆~142兆ドル」である サーキュラー・エコノミー(Circular Economy)は、「一見すると単なる環境政策に見えるが、これは経済戦略」である 「日本のリサイクル法における再資源化とは、循環利用ができる『状態にすること』という形式的な準備行為にとどまり、とても欧州に対抗できるものではない」のである グリーン・ディール政策に関する筆者個人の“思い” CEに関して、結論から言ってしまえば、「(日本という国にとって) 千載一遇のチャンスである ことは、間違いない」と思います。と同時に、前回のポストでも登場した「“無理難題”でもある」ように感じています。要は、筆者は“悲観論者”です。 “チャンス”の側面から言及することは、誰にだってできます。日本には、金属を中心とした資源再生技術があります。世界中で鉱山開発をしています。巨大な資本があります。莫大な量のいわゆる“都市鉱山”が眠っています。確かに、それは事実なんですが、「じゃあ、それらの知財、人材、資源、カネをどうやって、効率的に利用するのか」という具体的な施策は、残念ながら我が国にありません。 つまり、“無理”の側面をよくよく探ってみれば、「希少な〇〇を廃棄物から回収・精製できました!(めっちゃコストかかるけど)」だとか、「廃棄家電由来のE-wasteから貴金属を効率的に回収する研究を!(もう、何年もやってるけど、家電リサイクル法絡みのリサ

中国向け鉄スクラップHSとH2のスプレッド拡大も気になるけど、もっと先のことを考えてみた

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久しぶりに、新しい「 みちるリソース (今井満資源開発)」のロゴを追加しました。特に、図柄に意味はないのですが、「銅相場関連はコレ」だとか、「CE(サーキュラー・エコノミー)関連はコレ」とあらかじめ決めておいたモノの中から、その日の気分で選んでいます。今回の新ロゴは、鉄鋼関連のネタを掘るときに使ってみたいと思います。 韓国を潰しにかかる中国鉄鋼メーカー 非鉄ばっかりやっていると、鉄鋼関連のニュースに疎くなります。ここのところ、非鉄ベースメタル相場の急騰だけでなく、業界人の間では、鉄スクラップの「アゲ相場」の話題が盛んに行われていました。すると、今まで「相場のことなんかわかんねえ」などと弱気だった方々が、「今後、中国が鉄スクラップを買っていく。だから、相場は底堅いはずだ!」などと自信あり気な雰囲気です。 argusmedia.com に、興味深い記事を見つけましたので、概要をかいつまんで共有させていただきます。 参照: " South Korean steelmakers sell scrap to China " 韓国から中国への鉄スクラップの輸出販売が行われ、韓国の製鉄所の間では、韓国の国内市場で生産された高品位スクラップを中国のバイヤーとすぐに競争しなければならないという懸念が生じている 韓国からの3,000tのHSグレードのスクラップカーゴが先週、495-498ドル/t cfr中国で販売されたと聞いている。これは試験的な貨物である可能性が高いが 中国の工場は韓国からスクラップを調達することができるが、中国は鉄スクラップの輸出に 40%の関税をかけているため、逆に販売することはできない 中国がHSを購入することで、H2グレードとの 価格差が拡大する可能性が高い 現在の韓国の HS-H2 の スプレッド は、先週の H2 が日本で 42,500 円/t で取引されたことから、4,000 円(37 ドル)前後と推定される 中国のバイヤーが購入している HS-H2 の スプレッド が、韓国の工場が日本の HS スクラップに対して提示している価格を少なくとも 4,000 円上回っていることを意味する ここで筆者が関心を寄せたのは、「韓国の苦境」ではありません。散

未来を創造してゆくための“枝葉”の部分

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2月は、まったく当ブログの更新ができませんでした。 端的に申し上げれば、単純に精神的な“余裕”がなかったということなんです。今回のポストにも繋がるハナシでもありますが、未来への先行投資と言いますか、いわゆる研究開発的な仕事に没頭していました。まあ、“投資”だとか、“研究”なんてコトバは、所詮、言い訳でしかなく。言い換えれば、様々な「本来やるべきこと」を後回しにすることであり、足元に転がる商売のネタや情報を絶つ行為です。筆者のような零細個人商店規模で、カッコつける“余裕”は、本来ありません。辛酸を嘗めております。 持続的に“新たに開発”する必要ってあるんだろうか いわゆる、SDGsというホットワードというか、リベラル思想の一端について、最近思うことがあります。この筆者が抱える一種の“拒否反応”が、反射的な“拒絶”ではないことはご承知ください。ある程度の概要を勉強させていただいた上で、「 これを実現したところで、誰が得するのか 」という点について、疑念を抱いています。そして、「その 開発行為の終着点は、どこに見出しているのか 」という点につても判然としないがゆえに、共感できません。 個人的な勝手な解釈で恐縮ですが、これは、結局のところ、「いわゆる先進国(富める)側が、後進国(富めることを許されない)側に押し付ける難題である」と思うのです。仮に、ジェンダーや人種、雇用、教育の機会均等が、後者の社会において本当に実現すれば、前者に引けを取らない優秀な人材が、雨後の筍のように誕生します。そして、熾烈な競争社会の中で、血気盛んな若者が「なにをしてでも、自分はナンバーワンになるんだ」と腹をくくって、国際社会へ繰り出してゆくことになるでしょう。それが、リベラル層の推進する世界です。確かに、表層的な部分では、素晴らしい。ただ、もっと現実的な視座で物事を捉えれば、「すべての人が満足(納得)できる社会」を実現することは難しい。 個人的には、この手の“崇高なる理想”には、“格差”の匂いを感じざるを得ません。キャプションをつけるなら、「 おい、お前ら。確かに、チャンスは平等に与えるとは言ったけど、俺たちの庭に入るなら、俺らがつくったルールはしっかり守れよな。あと、権益の泉に近づくなら、俺らがつくったテストに合格してからだな 」といった、前者から