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3月, 2020の投稿を表示しています

リサイクル業界って、いびつで不均衡

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「来期は、増産予定なんで、購買数量を増やせる"かも"しれません。また、そのときには、御社にご協力いただきたいと思います。」 あれから、どれくらいの月日が経ったのでしょうか。実際に、我々の業界のなかに「メーカーへのスクラップ原料の"増枠"を達成した」ないし、「在庫が適正水準で推移している」という会社さんはありますでしょうか。市中一般でも、「仕入れも販売も、全然問題ないよ」といった風情の業者さんは、ないと思います。それだけ、 商売を行う環境として適正でない状態、逼迫した状況が続いている のだと認識しています。 巷では、今般のウィルス騒動が、どこそこの国から持ち込まれただとか、いや、そうじゃなくて、もともと、あの国の研究所のなかにあったものが、何者かによって、外部に持ち出されたのだなどと、色んな情報が飛び交っています。こういった類の話は、要は「外交上の駆け引きのツール」ですから、最終的には、"原因"というものは、いかようにも改変されるものです。 誰がトランプ大統領を予想したか これまでにも、散々申し上げていることですが、「 我々はポスト・トゥルースの時代に生かされている 」ということでして。ほんの数十年前の、いわゆる"識者"の方々に、「近い将来、ドナルド・トランプさんが大統領になりますよ」などと申し上げたときに、彼らは一体どのような反応を示すでしょうか。まともに取り合ってくれることはないでしょう。それぐらい、我々の生きている世界というのは、予測が難しく脆弱であり、そうでありがらも、 ある時分においては、非常に強固な塊にもなり得る のだと思うのです。 本来であれば、「 なにが、今回のウィルス騒動の原因なのか 」と問う場合、決して「誰が」で始めるべきでないし、憶測で物を言うことは、全くの意味をなしません。極論を言ってしまえば、「 自分のせい 」なのです。 どこに行っても、安くて美味しいものが食べられることに幸せを見出し、電話一つでなに不自由ない生活を送れることにあぐらをかいている。自分が自由気ままに海外旅行できているのに、「あの国の人たちはダメだ」だとか、「だから、あのとき、封鎖しておけばよかったんだ」などと嘯く。それは、感情を抜きにしたら、「フェアではない」

血なまぐさい様相を呈してまいりましたが、"カネ"より"ゲンブツ"を抱えていきたいですね

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ちょうど、パラジウムが下げ始めたときでしょうか。当ブログをご覧いただいている読者様の流入パターンに異変がありました。突如、 過去のパラジウム関連ポスト に対して、アクセスが増えたのであります。特に顕著であったのは、『 ねえ、パラジウムって、いつ"サゲ"るのさ 』というポストでありました。筆者としましても、このタイミングで暴落することは一切予期せぬ事態であり、ここまで下がってしまうと、相当色んな意味で"やりにくい"状況になりつつあります。 毎度、手前味噌で申し訳ないですが、いつもの伏線回収に取り掛かりたいと思います。 なんだか、先行き不安なようで、けっこう、為政者の思い通りに 当該ポストのなかで、筆者は、「地政学上のテンションに翻弄されたアゲ」が今後、進行するのではないかと推論しました。 南アフリカやロシアが主の原産であるパラジウムにとって、米露関係の良し悪しは、重大事項であります。穿った見方をしてしまえば、ここまで同貴金属の相場が高騰していると言うことは、中東利権のコントロールに難儀しているのか、ブレグジット後のランディングが、相当ハードになるものと捉えているのか、プーチン体制の雲行きが怪しくなっているのか。 中東利権のコントロールに難儀している ブレグジット後のランディングが、相当ハードになるものと捉えている プーチン体制の雲行きが怪しくなっている 立ち止まって、よーく考えてみた 今般のウィルス騒ぎで、上記懸案事項は、非常にクリアになったものと理解しています。 中東利権 に関しては、サウジの王様が"ダダこねて"、ロシアと喧嘩中だと言われていますが、実際のところはどうなんでしょうか。筆者には、お偉方の采配で、粛々と自分のやるべきことをこなしているようにしか見えません。先行き不安や、その他先物相場への影響を鑑みると"恐い"ですけど、逆に、なんらかの確証をもって突き進んでいらっしゃるのであれば、当然のことながら、下々の人間は、ただひたすらに「 成り行きを見守る 」ことしかできません。 ブレグジット後 のランディングは、当初言われていたような大混乱には至りませんでした。というか、今般のウィルス騒動のゴタゴタのなか、「 欧州経済崩壊の影響を

元米国商務省長官のリージョナリズム

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もう、件(くだん)のウィルスに対して、あーだこーだ言うのは、ヤメにしたいと思います。当ブログは、「 非鉄金属スクラップに対する篤い思いを伝える 」ためのものです。 実体経済への影響度が深刻であること、病理的な特性が掴みにくいが故に"怖い"ということ、人間の「分からない」心理が病原体の図体を実体以上に大きくしていることは、明確です。フワフワとした「たぶん、こうだろう」的な浮いたハナシをしても、右往左往してみても、なんの対策にもならないことも、明確です。今後の金属相場の趨勢が、どのように蠢いていくのかということは、見当もつきませんが、これまで以上にボラティリティが高くなっていくのだろうということは、明確です。 さて、これまで当ブログ内では、「 世界は リージョナリズム に向かうだろう 」ということについて、言及してまいりました。思い起こせば、あれは、ちょうど2年前のことです。米国のリサイクル組合である、ISRIの定期コンベンションにて、元米国商務省長官Carlos Gutierrez氏が、左記のような発言をされました。 当時、「なにがリージョナリズムだよ」と訝しく思いながらも、「この人、なんか"ポジション"持っているな」と感じ、一生懸命、彼の言っていることをノートに書き殴りました。その時のフィーリングをブログにしたのが、『 ジブンチの周り 』に当たります。当該記事の中で、筆者はこのように、のたうち回ります。 巷で騒がれている「中国が輸入を云々」や、「マレーシアの胃袋は云々」、「韓国で解体が云々」といった話は、所詮"ネイション"ですよね。本当に、これから真剣に考えていかないといけないのは、「 "ここらへん(ジブンチの周り)"で一体なにができるのか 」ではないでしょうか。 さらに、畳み掛けます。 乗り越えていかないといけないのは、バーゼル法の足かせやら、税金の類でなく、 発想のリミットではないでしょうか 。 オチは、下記の通りです。 非常に大きなコトを述べましたが、自分の行いがまったく追随しないことに冷や汗が出てまいりました。 現在も、「 言ってることと、やってること 」との温度差が激しいことに変わりはありません。しかしながら、「身の回りにある

混沌とした時代ですから、なにが売れるのかわかりません

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昨日は、所用で近所の駅ビルに入りました。事務作業を喫茶店の一角でやっていると、暇そうに、わけもなく、集団で、ぷらぷらと彷徨っている、スーツ姿のおじさま方が目につきました。何組も、です。これは、「おそろしいことになったな」と思いました。 なにかを扇動するような意図はありませんが、「サラリーマンが、やることがないのに、徒党を組んでサボっている」のです。(昼間から公然とサボってもいいのは、筆者のような個人事業者だけだったはずです。)今のうちは、会社側も「まあ、しょうがない」と見放しているのだろうし、管理のしようもないので、致し方ないことは自明であります。しかしながら、「やべ、お役所に申請できる"休業補償"の枠が足りねえ!辻褄が合わねえ!」となったときに、果たして企業側が、現在のような野放図を容認できますでしょうか。(今後、おそらく「架空"休業補償"請求をした、某県の某社」みたいなニュースが出てくることでしょう。) 閑話休題。今回は、いつもとは趣向を変えてみようと思います。 Malaysia delays its parliament sitting by more than two months, forcing former leader Mahathir Mohamad to wait until May 19 for a confidence vote against the new premier https://t.co/R38by7BaYl — Bloomberg (@business) March 4, 2020 マハティールさん、あの人に似てるよな マレーシアのマハティール首相でありますが、この方、周知の通り、既に90歳を超えております。この歳で、この太々しい顔といいますか、「 俺、まだまだ現役だからな 」という、いわゆる"半端ない"オーラ、すごいですよね。 上記、ツイートに関しましては、政治の門外漢である筆者にとっては、知ったこっちゃないですが、「 今後の東南アジア政経事情は、相当荒れるのではないか 」ということを、恐らく示唆しているものと思われます。(隣国のタイ王国におかれましても、また一味違った分野で、きな臭い動きが散見されます。今後、ますます既得

パラジウムと極東物流政策に関連はあるのか

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ドーン! とくると思っていましたが、きませんでしたね。もう、なにが織り込み済みで、なにが思惑筋なのか、さっぱりわかりません。金属相場のことです。どうでもいいですね。 もはや、ここまで混沌としてくると、相場と実体経済とのリンクが薄れてきます。人と人との関係性も薄れてきます。疑心暗鬼になります。駆け引きが雑になります。さらに、信用不安が信用不安を呼びます。富める人々は、信用スコアの低い人間から、バッサバッサと斬りつけていきます。金払いの悪い人、品質の悪いものを売りつける人、時間通りに来ない人。 中国では、今般のウィルス騒ぎのなか、スマートフォンに格納された行動履歴をもとに、「 この人は、安全だろう 」とか「 この人に近づくと、なんか感染(うつ)るよ 」みたいな評価がされるシステムが確立され、実際に運用されているとか。教育や労働に関しても、リモートでの対応を進めるべく、次々に新技術や事業が起こっているという。あえて、我が国での進捗状況等に触れるつもりはございません。商魂の違いは、まざまざと有事の際に表れる。そういうことではないでしょうか。 実際のところ、金とパラジウムって、どっちが価値あるのさ 昨今、筆者が注目しているのは、ロシア事情でございます。 パラジウム、ノリリスクが3トン放出でも20年は上昇継続へ―調査 | https://www.ig.com パラジウム、需給逼迫続く見通し 中国新車販売急減でも | https://www.ig.com ロシア中央銀行、ブロックチェーンによるトークン化のパイロット完了 法改定も | https://jp.cointelegraph.com ロシアで最も汚染された街ノリリスク | https://jp.rbth.com 温暖化で注目!北極海航路の現状とメリデメ、衛星で将来性を検証 | https://sorabatake.jp ナイキが北極海航路を利用しないことを宣言、企業の賛同促す | https://www.sustainablebrands.jp ここ数ヶ月の間、 パラジウムの動きは、"ものすごく"不自然 でした。確かに、環境規制が厳格化されたこと、今後の内燃機関需要減に伴う、瞬発的な触媒需要の逼迫等、「まあ、言われてみれば」的な納得感はあるんですが、「