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ポケットにブローニングを | 稀代の相場師、是川銀蔵について

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ここのところ、下世話でネガティブな話題ばかり続いてしまいました。手前の事業運営方針も、そろそろ明確にしなければ、この先、飯のタネを失いかねません。今回は、この自粛期間中に、非常に感銘を受けた書籍がございますので、こちらの紹介をします。 #是川銀蔵 の 『相場師一代』 を Amazon でチェック! https://t.co/PRvdB1ExAs @amazon さんから 気概のある本。闇雲に相場をはるのではなく、理論・思想に基づいて、淡々とやりきる。相場のうねりに翻弄され、人生に右往左往。人間臭さ、泥臭さが希薄な時代に、一石を投じるカンフル剤。 — Michiru da Doughsmith (@michiru_rsrcs) May 24, 2020 戦略的に、他人と違うことをする とにかく、"ぶっ飛んだ"御仁です。老舗の非鉄原料問屋の社長とお話をすると、こういった類の破天荒な武勇伝を拝聴する機会に恵まれます。まず、どれだけ"ぶっ飛んでいる"のかという点について、筆者の琴線に触れた箇所を抜粋します。 <ぶっ飛びポイント> 十代で単身中国に渡り、軍人と商売をしていた 関東大震災が起き、トタン板を買い占めた 菱刈金山のポテンシャルに、いち早く気づく どう考えても、ぶっ飛んでいますよね。幼少期から、大変なご苦労をされているので、そこから読み始めると、「そういう時代もあったんだなあ」とか、「 大志を抱くとは、まさに 」といった感想に帰結するんですが、それにしても、中国での武勇伝は、小説にもひけをとらない。 毎日、ポケットにブローニングをつっ込んで自分の死に場所を探してさまよっていた。 いや、どう考えてもおかしいですよね。日本人青年が中国で事業を起こし、路頭に迷うエピソードです。実は、この回想にたどり着く前に、是川さんは、一度、同地に足を踏み入れています。つまり、2回目の中国での出来事。それまでのおおまかな流れは、下記の通りです。 16歳で貿易会社での退職金を携え、大連を経由地とし、ロンドンへ向かう心算(こころづもり)があった そこで、第一世界大戦が勃発し、路頭に迷う 軍人との商売に商機を見出し、随行するも相手にされない 青島までの250キロをひとりで歩き、なん

なんだかんだ言っても、結局は中国頼りでしょう

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厚生労働省発表の「 新しい生活様式 」と睨めっこしています。まず、幾ばくかの"違和感"を感じざるを得ません。なぜでしょうか。その"新しさ"に対する拒否反応でしょうか。 移動に関する言及事項として、「 出張はやむを得ない場合に 」とあります。毎日が出張のような生活を送ってきた人間にとって、これは死活問題です。さらに、ここにきて、国内でのパスポート制導入なる提案もなされるようになってきました。度々言及させていただいておりますが、「 越境するコストが上がる 」ということだと思います。こう表現していいものかわかりませんが、「リージョナリズムが加速する」ということかもしれません。 新しいものもいいが、古いものを整理してから 少し下に目をやると、「働き方の新しいスタイル」という項目もあります。(言語学者ではないので、細かい表現には目を瞑りますが、)まず "New Working Style" という言葉ありきですよね。そして、恐らく本意は「新しい労働様式」でしょうか。コトバでも言霊でもいいですが、"そこ"ばかり注視してしまうと、本来なすべきことの本質がみえなくなります。 個人的には、本当に変えなくちゃいけないのは、そんな薄っぺらいふわふわした"スタイル"ではなく、もっと奥深くにある根っこ、 根源的な商慣習上の不必要なモノの撤廃だったり、改変、見直しというものがあってこその"改革"である と思うのですが、独りよがりにもほどがありますでしょうか。もう少し、レガシー的なモノに敬意を表し、忖度した方がよろしいでしょうか。 まあ、政治的なことは、正直、どうでもいいっちゃあ、どうでもいいので、もう少し、商売に関するハナシをしましょう。 ワタシは嫌いなんだけど、あの人が好きって言うから… 専門家は、「未曾有の不況に陥る」ということを繰り返し述べます。つまり、これからだ、ということです。また、地政学上の問題として、「本当に"中国パージ"できるのか」という点について、あまり十分に語られていないように感じています。米国なんかは、当然のごとく、「 中国のせいだ! 」とお祭り騒ぎですが、結局は選挙対策です。欧州の主要国家も、

リージョナリズムのうねりに翻弄される金属くず屋

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いよいよ、正念場を迎えて参りました。この期に及んで、余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)、どこからでもかかってこい、などと法螺を吹くことのできる業者さんは、存在するのでしょうか。かつての"リーマン・ショック"をゆうに超えるインパクトを包含した、今回のウィルス騒動。実際の"爆発"は、「これから」と目されております。 これまで、当ブログにおきましては、どこぞの事情通から"くすねた"信ぴょう性があるのか、ないのか、もはやよくわからない情報を垂れ流してきました。個人的には、ある程度の精度をもって、比較的フレッシュな情報を提供できたと自負しております。 With"C19"時代は、もったいぶらない 国家の検閲フィルターに抵触する恐れがあるので、あえて"例のウィルス名"は、今後出しません。読者の皆さんの中には、「勘ぐりすぎだろう」と仰る向きもあろうかと思いますが、実際にYoutubeやらnoteなんかのいわゆるSNSで当該ワードを言及すると、「このコンテンツは、云々」とセンシティブな内容を含む可能性を指摘するメッセージが出ます。要は、特定の人間にとって、"要管理対象"なわけです。 いわゆる"Big Brother"ですよね。今後は、"見えざる手"の影響力も、もっともっと大胆に顕在化する。なにを言っているのか、見当もつかない方もおられるかと思いますが、要は「同調圧力の強烈な、監視型社会」です。さらに、現在、空のずっと上の方では、「 これまで静かに、したたかに我々の世界をコントロールしてきた勢力が、ドンパチを繰り広げています。 」オバマが、何を血迷ったか、卒業を迎えた若者向けのスピーチで「 トランプ政権は、使い物にならん 」と言明しました。一方のトランプは、呪文の一種でしょうか。「オバマゲート!」などと申しております。 どういったわけか、この類の話は、日本におけるメディア界隈のフィルターを通すと、「 あのオバマが、トランプ批判している!またトランプは、悪さしているのか 」などと聞こえてしまいます。なぜでしょう。恐らく、米国におけるオカミの代理戦争は、近いうちになんらかの"ショック"

中国の銅担保融資の実行率って上がってますか?

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GWが明けました。まったくもって、"明けた感じ"がしないのは、筆者が"永遠の五月病患者"だからでしょうか。昨夜の雷雨の影響か、身体がフラつきます。今朝のテレビニュースなんか観ていても、既視感たっぷりの使い古された情報のみで、真の意味での"閉塞感"に市場が苛まれていることは、如実に感じ取ることができます。 今朝のハイライトは、「有事の際の金」と「あらゆる工業製品に使われている銅」を謎の指数化し、「 皆さん!このアゲは、中国景気が底堅いからなんですねえ 」などとドヤる、どこぞの"専門家"の登場でしょうか。声にならぬ感情の発出とともに、ついつい失笑してしまいました。フリップを出して、あたかも当該金属が相関関係にあるかのように説明するのですが、どうみてもグラフの左側(過去)がマッチしません。 当然、お互いに影響を与え合う関係にあることは間違いないでしょう。ただ、それぞれの立ち位置が違う金属を、無理矢理引っ張ってきて、「たぶん、上がると思う!」と言い切るための材料に濫用するのは、もういい加減やめてほしい。 仮に、なんらかの意味をなす指数を"つくる"のであれば、大連の鉄建値と上海の銅建値を同時に提示した上で、中国国内でNEV向けモーター需要が高まっているから、相場もアゲだとか、鉛地金の輸出が思いの外多く、実際は内需が弱いとか、具体例を用いて"解説"していただけると、納得できる情報たり得ると思うんです。もし、仮に、金融資産としての金属として切り取るのであれば、例えば、 中国国内での銅地金を担保にした融資の実行件数とか、そういったところにも興味があります 。 個人的には、俄然、パラジウムに対する"バロメーター"としての期待が大きいですね。工業用途としての需要は、大変底堅く、金融資産としての需要も、大変底堅い。 5/7付の銅建値は、@590で始まりました。経済の専門家ではないので、こんなことを言っても許されるかと思いますが、「山元が、連休明けの弱含み相場で気持ち強気に出るときは、大概相場は上げる」ということでしょうか。そして、「 なんらかの言い訳を残して、思い切った下げ 」をやってくれるかもしれません。全部、テキ

PETボトルがアルミに置き換わったら、ものすごいインパクト

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混迷を極めてまいりました。中国は、大型連休に入り、"自粛"の手綱を緩めたようです。人民の方々は、喜んで"リベンジ買い"に勤しんでいるようです。もはや、何に対しての"リベンジ"なのか、理解に苦しみます。 鬱憤を晴らす対象は、なんでもいいのでしょうね。みんなで集まって、買い物に行って、旨いメシを食って、酒をたらふく飲んで。そんなことをしていれば、政府の対応が後手後手に回って、 実体経済をズタボロにしたこと なんかは、きれいさっぱり忘れてしまうのかもしれません。 筆者としましては、今般のウィルス騒動が、どこぞの研究所由来だとか、どこぞの富豪が出資していたとか、その御仁がワクチン開発に躍起になっているとか、そんなことは興味ありません。純然たる事実として、旧来の政治システムが、突発的な不具合に対して、適切に対処できなかったということ。これに尽きると思います。 さて、先日、某メディアにて「中国のアルミナ輸入が、前年比100倍にまで達している」といった言説を確認しました。すごいですよね。 何があろうとも、大綱を曲げない なにがすごいかというと、昨年11月に参加した業界の会合にて、既に、当該方針は明確に打ち出されていたという事実です。いわゆる、"予測"ではなく、既に"織り込み済み事項"であったということです。過去にも、同様の内容はポストさせていただいておりますが、ここまで正確なフォーキャストが用意されているということは、今後の施策に関しても、既に放出されている"それ"が、微々たる修正あれど、粛々と遂行されていくということではないでしょうか。つまり、世界経済は、「 既定路線を見事に踏襲していく 」ということです。 細かいデータは、頭に入っていませんが、おそらく「 飲料ボトルのアルミ化 」は、現在のような有事下にあっても、地球規模で、最も実現可能性が高いプロジェクトのひとつではないでしょうか。大幅な原油安によって、PETバージン材の調達が安くなったことで、切り替えに対するインセンティブは、以前より低下していることは間違いないのでしょうが、海洋汚染やマイクロプラスチックによる人体への汚染なんかを鑑みると、引き続き、緩やかにではありま