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マレーシアの裏切り

令和を迎えました。屑屋稼業で一財を成した皆さま、いかがお過ごしでしょうか。大陸向け雑品輸出が滞り、一部カテゴリーにつきましては禁止になり、そして終いには頼りの彼の国が、此の期に及んで「裏切る」という事態に陥っております。 過去のポストでも言及しているかと思いますが、東南アジアの国々というのは、基本的にガッツがありません。同地域の優位性は、安い労働資源が比較的容易に獲得できることにあります。それ以下でも、それ以上でもありません。 特異性という意味では、それぞれの土地の有力者然り、規模感の大きい地主、国王が裁量権を持ち、ひとつの国のなかにいくつかのスタンダードが存在し得るということでしょうか。要は、「あの人はダメって言ってるんだけど、この偉い人に訊けばなんとかしてくれる」的なダボダボズブズブな世界です。 件のマレーシアに関して申し上げると、隣のタイが廃プラに規制をかけると一石を投じた時点で、国内の論調は「右に倣え」だったはずです。ただ、それができなかった。(1) それは、なぜか。そして、(2) なぜ今、規制強化に踏み切ったのか。 それは、個人的な推測でしかありませんが、おそらく; 大陸的な癒着政治が過熱し、国内の政治に対する疑念が大きく膨んだことによる自浄作用のもとで、現首相が返り咲く展開となる。 これまで、中国という大国にべったり依存していた影響から、政権交代をきっかけとした関係の断絶は失うものが大きすぎるし、独力で国家運営をするほどの資本もない。 国内の華人経済人は、「中国が廃品回収の“サードプレイス”を探しています。外貨も獲得できるし、投資も起こるでしょう。そして、何よりも中国の面子を保つことができます」などと政府に嘯く。 (1) “楽観的な中庸の精神”のもと、「まあ、ほどほどにやらせておくか」的な方針で、廃プラ及び電線のナゲット加工、ひいては雑品の解体まで、そこから発生する産業廃棄物に対する規制を野放図にしておいた。 (2) ある程度の外貨を獲得でき、中国の掲げる一帯一路構想に陰りがみえてきたことを起点に「あ、ごめん。うちの国、ホントは色々厳しいんだよね。知ってるよね。他の国からも、『海洋汚染の一因となる国々』のひとつに数えられちゃったりしてさ。え、なに?賄賂?そんなものは、受け取れないよ!ダメなもんはダメなんだから