"湿式"貴金属精錬事業者の株価やばいね

中国政府が、一般投資家のゴールド"投機"を制限するような動きがあるようですね。下記は、パラジウムの現物チャートですが、明らかに右側(最近)になればなるほど、ボラティリティが顕著になっている。5年のトレンドの中でも、最近になって「ガチャガチャ動く」ようになったということです。

実需と大幅な乖離の元で取引されると言うことは、当然のことなんですが、今後近い将来、「また、1万円を目指すようなこと」があってもおかしくないし、同様に「これまで通り、ゴールドより安くなる」ということも十分にあり得るということだと思います。筆者としては、かつて『血なまぐさい様相を呈してまいりましたが、"カネ"より"ゲンブツ"を抱えていきたいですね(2020/03/17)』というポストの中で、プーチンがどうのこうのとか、仮想通貨がどうのこうとか、ワケのわからないことについて言及しました。手前味噌で恐縮ですが、結構に核心に迫ることができていたと思います。

ここのところ、いわゆる"湿式"の貴金属精錬事業者の株価に注目しています。もの凄いアゲです。(相当、儲けさせていただきました!)翻って、乾式の金属精錬事業者のそれは、ややサゲのような状態です。(相当、やられました!)ここで、それぞれの銘柄の値動きを比較するようなことはしませんが、「そういうもん」なんでしょうか。株の世界は、本当に恐ろしいですね。

株価といえば、いわゆる"リサイクラー"の株価低迷が顕著になってきました。良くも悪くも、社会の公器として、リサイクルを商売として継続することの意義、大義。色んなことを考えさせられますね。常に株価を気にして、政府からの要請に応え、規制にがんじがらめになる。確かに、右肩上がりの時代においては、主導権を握って、商圏を握って、確かな利益を握れるのでしょう。ただし、現在のような金属・樹脂原料需要が低迷している中で、果たしてこれまで通りの安定経営ができるのか。

中小零細"屑屋"であれば、政府のジャブジャブぬるま湯投入作戦にどっぷり浸かって、カネを借りまくって、どうやって使うのかわからないような機械を買ってみるのも、乙なやり方なんでしょうが、大企業はそのようにいきません。常に投資家からの目線がある。大変でしょうね。

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