血なまぐさい様相を呈してまいりましたが、"カネ"より"ゲンブツ"を抱えていきたいですね

ちょうど、パラジウムが下げ始めたときでしょうか。当ブログをご覧いただいている読者様の流入パターンに異変がありました。突如、過去のパラジウム関連ポストに対して、アクセスが増えたのであります。特に顕著であったのは、『ねえ、パラジウムって、いつ"サゲ"るのさ』というポストでありました。筆者としましても、このタイミングで暴落することは一切予期せぬ事態であり、ここまで下がってしまうと、相当色んな意味で"やりにくい"状況になりつつあります。

毎度、手前味噌で申し訳ないですが、いつもの伏線回収に取り掛かりたいと思います。

なんだか、先行き不安なようで、けっこう、為政者の思い通りに

当該ポストのなかで、筆者は、「地政学上のテンションに翻弄されたアゲ」が今後、進行するのではないかと推論しました。

南アフリカやロシアが主の原産であるパラジウムにとって、米露関係の良し悪しは、重大事項であります。穿った見方をしてしまえば、ここまで同貴金属の相場が高騰していると言うことは、中東利権のコントロールに難儀しているのか、ブレグジット後のランディングが、相当ハードになるものと捉えているのか、プーチン体制の雲行きが怪しくなっているのか。
  1. 中東利権のコントロールに難儀している
  2. ブレグジット後のランディングが、相当ハードになるものと捉えている
  3. プーチン体制の雲行きが怪しくなっている

立ち止まって、よーく考えてみた

今般のウィルス騒ぎで、上記懸案事項は、非常にクリアになったものと理解しています。

  1. 中東利権に関しては、サウジの王様が"ダダこねて"、ロシアと喧嘩中だと言われていますが、実際のところはどうなんでしょうか。筆者には、お偉方の采配で、粛々と自分のやるべきことをこなしているようにしか見えません。先行き不安や、その他先物相場への影響を鑑みると"恐い"ですけど、逆に、なんらかの確証をもって突き進んでいらっしゃるのであれば、当然のことながら、下々の人間は、ただひたすらに「成り行きを見守る」ことしかできません。
  2. ブレグジット後のランディングは、当初言われていたような大混乱には至りませんでした。というか、今般のウィルス騒動のゴタゴタのなか、「欧州経済崩壊の影響を矮小化できる」という意味では、見事なランディングをきめることができそうです。経済崩壊後の移民の流入に関しても、とりあえずは鎖国する口実(壁)ができたという事実を考えれば、彼らにとっては"ラッキー"だったのかもしれません。ただ、内部に滞留するウィルスが、どれだけ猛威を振るうのか、ということに関しては、「神のみぞ知る」ことでしょう。(そもそも、英国内を漂うコロナは、どっちの"タイプ(毒性の強弱)"のそれなのでしょうか?)
  3. プーチン体制は、盤石になったとみて間違い無いのでしょうか。よくわかりませんが、今振り返ってみると、「プーチン体制が不安定だから、パラジウム相場が不安定に上振れした」という心理ではなく、「プーチン専制が堅実に確立されていたので、パラジウム相場が堅実に上振れした」ということではないでしょうか。また、「相場を下げる必然(口実)ができたから、下げた(ショートポジションに切り替えた)」ということではないでしょうか。何べんも言いますが、テキトーです。

パラジウムは、もうオワコンですよね?とりあえず

素人には、さっぱり内情は理解できかねますが、プラチナに対する大局観としては「爆上げする要素がなくなった」ということではないでしょうか。おそらく、「産出国の既得権益層は、莫大な利益を"ドル建て"で得ている」わけです。つまり、自国通貨がいくら下がろうと、ドルが生きていれば、まあ、どうにかなるわけです。そうすると、「いや、お前はなんにもわかっちゃいない。じゃあ、ドルの価値がなくなったら、その"利益"は、どこにいくんだい」といったツッコミを受けます。筆者の妄想でしかないですが、先回のポストで言及した通り、「貴金属権益層は、既に、パラジウムと紐づいた仮想通貨を買い漁っている」んじゃないでしょうか。

触媒に関しても、つい先日、「プラチナで代替できるんじゃないか」みたいな言質がとられていました。いつものごとく脱線しますが、個人的には、未だに「宇宙空間における資源開発」が一気に加速し、「レアメタル並びにプレシャスメタル価格の安定(=超低ボラ)」が起きることを真剣に信じています。要は、現在のような、あるんだかないんだか分からない"需要"に対して、"供給"が間に合う状態です。なんだ、そんなことしたら、「貴金属生産国が必死になって止めにかかるに決まっているだろう」と仰るかもしれませんが、本当にそうでしょうか。

実際、そういうことも黎明期にはやるでしょうが、鉱業は利回りの高い"加工ビジネス"です。鉱石をキラキラの製品に仕上げる、加工業者なくしては、一切成立しません。そして、彼らが「やりたくない」と言えば供給不安になるし、需要が高ければ、必然的に相場も上がります。要は、"彼ら"をコントロールする術を獲得すれば、相場をコントロールすることも容易になるということだと思います。

よって、貴金属生産地域ならびに、秀でた精錬技術を持ち合わせた集団が、宇宙空間における"鉱業"と結びつくのは必然と言いますか、夢のある話だと思います。最終的には、宇宙空間で"ものづくり"が完結するのでしょうが、そういった技術が完成するまでは、地球上で精錬活動が必要になります。ますます、金属精錬業者ならびに金属リサイクル業者の必要性が増すものと、個人的な願望を込めつつも、そのように考えております。

参考:WIREDオンライン版『小惑星で資源を採掘、宇宙で「3Dプリント」製造する新会社

小惑星には、ニッケルやシリコンのほか、プラチナ(白金)やパラジウムなどの白金族金属をはじめとする非常に潜在的価値の高い物質と、水が存在する。水は水素と酸素に分解してロケット燃料を作ることができる
小惑星で採掘した未加工の物質から貴金属を抽出し、3Dプリンターを使って部品を作るという技術の特許をすでに取得しているという。同社は最終的には、通信衛星や地球軌道に設置する太陽光発電ステーション等を、宇宙で製作できるようにすることを目標にしている
小惑星の物質1トンは、軌道上で100万ドルの価値があると見込んでいる

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