リージョナリズムのうねりに翻弄される金属くず屋

いよいよ、正念場を迎えて参りました。この期に及んで、余裕綽々(よゆうしゃくしゃく)、どこからでもかかってこい、などと法螺を吹くことのできる業者さんは、存在するのでしょうか。かつての"リーマン・ショック"をゆうに超えるインパクトを包含した、今回のウィルス騒動。実際の"爆発"は、「これから」と目されております。

これまで、当ブログにおきましては、どこぞの事情通から"くすねた"信ぴょう性があるのか、ないのか、もはやよくわからない情報を垂れ流してきました。個人的には、ある程度の精度をもって、比較的フレッシュな情報を提供できたと自負しております。

With"C19"時代は、もったいぶらない

国家の検閲フィルターに抵触する恐れがあるので、あえて"例のウィルス名"は、今後出しません。読者の皆さんの中には、「勘ぐりすぎだろう」と仰る向きもあろうかと思いますが、実際にYoutubeやらnoteなんかのいわゆるSNSで当該ワードを言及すると、「このコンテンツは、云々」とセンシティブな内容を含む可能性を指摘するメッセージが出ます。要は、特定の人間にとって、"要管理対象"なわけです。

いわゆる"Big Brother"ですよね。今後は、"見えざる手"の影響力も、もっともっと大胆に顕在化する。なにを言っているのか、見当もつかない方もおられるかと思いますが、要は「同調圧力の強烈な、監視型社会」です。さらに、現在、空のずっと上の方では、「これまで静かに、したたかに我々の世界をコントロールしてきた勢力が、ドンパチを繰り広げています。」オバマが、何を血迷ったか、卒業を迎えた若者向けのスピーチで「トランプ政権は、使い物にならん」と言明しました。一方のトランプは、呪文の一種でしょうか。「オバマゲート!」などと申しております。

どういったわけか、この類の話は、日本におけるメディア界隈のフィルターを通すと、「あのオバマが、トランプ批判している!またトランプは、悪さしているのか」などと聞こえてしまいます。なぜでしょう。恐らく、米国におけるオカミの代理戦争は、近いうちになんらかの"ショック"をもって、世界中の日の目をみることになるのではないでしょうか。よくわかりませんが。

それが、金属リサイクルにどう関係するのか

過去のポストを見ていただければわかりますが、数年前から、「'20 アルミ絶望論」と、「'21 銅ガンバル論」は、出ていました。弊ブログ『メーカー"側"は潤っている (2019/12/12) 』で言及したことを、下記にそのまま引用します。

<アルミ> 需要に対して余剰感あり | 大きなリセッションを迎え、場合によっては大きな生産調整があるか | 需要は一時的に落ち込む可能性大→需給は“リセット” | 飲料用容器(プラからアルミへ)や電気自動車向けの新規需要等が顕著に
<銅> '20は、スクラップ絶望的 | 中国が銅精鉱に注力するため | '21後半は、業界全体に明るい兆しか | TC/RCが劇的に安い

ここで、「ほらみたこと」などと言うつもりは、毛頭ありません。弊ブログでは、何度も申し上げていることですが、現在の「カオスが既定路線」で間違いないのです。今のような、「みんなが困っている感じ」に持ち込みたいと思う人がいて、実際にそのようになりました。たぶん。

品の良いクズ屋が必要とされる

どこまで飛躍していいのかわかりませんが、できる限り、地に足のついたハナシをしたいと思います。前提として、貿易に係るビッグボリューム案件は、どの業界でもそうですが、世界に点在する大華僑グループが、実際の権益を握っています。そして、その、筆者が嫌いな言葉でありますが、"橋渡し役"が、彼らにぶら下がるかたちで、同じように世界に散らばっているわけです。実際、これまでは、"橋渡し役の橋渡し"だとか、さらに言えば彼らの"使いパシリ"が存在し、ぐだぐだヘラヘラとやりながら、なんとか、そのエコシステムがバランスを保ちながら、うまく機能していたわけです。

ところがどっこい、習近平政権の誕生で、いわゆる"ミドルマン利権"の排除が進み、利権構造が大きく変わってしまった。あまり言及したくないことではありますが、大資本家の"資金管理手法"も変わった。実際に、筆者も目にしていることではありますが、大陸資本が日本に出先機関をつくり、"投資先"の近くで、資金を回収する方へ舵を切った。ソーラーパネル投資家なんていうのも、一時流行りましたが、彼らの親分級の集団です。

7月には、大陸向けの"金属資源"に対する規制が変わります。一部の業者さんの中には、「規制が厳しくなって、仕入値が日本の相場に優位性が無ければ、中国に出す意味ないよね」などと仰る方がいますが、果たして、そうでしょうか。恐らく、彼ら(大資本家)の気持ちを代弁するワケではないですが、「欲しいときは、なんとしてでも買ってやるから」だと思います。

玉は転がすためにある

大資本家グループは、とにかく"投資案件"を動かす必要があります。日本の湾岸に、スクラップを積み上げて、ゴニョゴニョ(解体・選別・荷造り)して、"マテリアル"を世界各地の需要家に届け、資金回収をすることに、彼らは関心を持っています。原料が足りようが、足りなくて困っていようが、そんなことは、小さな悩みに過ぎない。高く買ってくれるなら、それに越したことはないぐらいにしか思っていない。

かつては、長いスパンで、中国国内然り、第三国で加工を進め、"マテリアル"を本土へ送り出すことで、ひとつの"金儲け"サイクルが完結していました。いわゆる"プロジェクト・ファイナンス"ですね。工数が増えれば増えるほど、人的資源が必要となるため、かつての"小間使い"の必要性があったとも言えます。しかしながら、今後、"先進国"が"後進国"になることは不可避です。つまり、時代の変化の波にのまれ、それにキャッチアップできない"敗戦国"が出てくるということです。大資本家は、大きな口を開けて、"フロンティア"が生まれることを気長に待っているのです。

ここで留意すべき点がひとつあります。その"敗戦国"は、かつての国家を意味するクニである必要はないのです。安直な考えで恐縮ですが、例えば、北部九州と山陰地方のスクラップ商圏は、すべて中国に飲み込まれてしまうかもしれませんよね。地理的な近さもあれば、今後、他の大都市圏への長距離便が運行できなくなる可能性もないことはないわけですから。もっと言えば、同じ国の中での物価に開きが出る可能性も否定できない。もしかしたら、日本円を使うよりも、人民元や米ドルを使った方が、利便性が高い社会が生まれるかもしれない。

街道沿いに、同じような店が立ち並ぶ時代は終わり

毎度のごとく、飛躍に飛躍を重ねた、しょうもない空想バナシを展開してしまいました。しかしながら、「リージョナリズムは、想定以上に早期に浸透する」でしょうね。かつての"ブロック経済"と比べる方もおられますが、現代のそれは、もっと実態の掴めない"やわい"ものであると考えています。大資本家の商売の仕方も変わり、取り巻きが淘汰され、どんどん"クズ屋稼業"がシンプルに細身になっていきます。能書きを垂れて、儲かる時代ではなくなるのかもしれません。

トラックの往来が多い地域にヤードを構えて、踏ん反り返って、「こんぐらいで買ってやるよ」的な商売手法も、もう長続きしないのかもしれませんね。もしかしたら、皆さん、結構前から"そのこと"に気づいていたのかもしれません。だけど、「なんとなく、やれた」ので、「まだ、やれる」と思うのが当然ですよね。一部の方々は、「やりようによっちゃあ、すげえデカくなれるよな」と仰います。

確かに、筆者としましても、この機をターニングポイントと捉え、成功を掴みたいと考えていますが、実際のところは、難しいですよね。欧州の業界事情なんかを見ても、結局は大手の寡占に帰結します。もしくは、本当に特殊な商圏なり商材を持った、ごくごく一部の業者が、確かに生き残っています。だけど、彼らは、小規模が故に生かされているのであり、それ以上のパイを握ることは許されていないのです。今後の立ち回り方、真剣に見極めていきたいと思います。

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