PETボトルがアルミに置き換わったら、ものすごいインパクト

混迷を極めてまいりました。中国は、大型連休に入り、"自粛"の手綱を緩めたようです。人民の方々は、喜んで"リベンジ買い"に勤しんでいるようです。もはや、何に対しての"リベンジ"なのか、理解に苦しみます。

鬱憤を晴らす対象は、なんでもいいのでしょうね。みんなで集まって、買い物に行って、旨いメシを食って、酒をたらふく飲んで。そんなことをしていれば、政府の対応が後手後手に回って、実体経済をズタボロにしたことなんかは、きれいさっぱり忘れてしまうのかもしれません。

筆者としましては、今般のウィルス騒動が、どこぞの研究所由来だとか、どこぞの富豪が出資していたとか、その御仁がワクチン開発に躍起になっているとか、そんなことは興味ありません。純然たる事実として、旧来の政治システムが、突発的な不具合に対して、適切に対処できなかったということ。これに尽きると思います。

さて、先日、某メディアにて「中国のアルミナ輸入が、前年比100倍にまで達している」といった言説を確認しました。すごいですよね。

何があろうとも、大綱を曲げない

なにがすごいかというと、昨年11月に参加した業界の会合にて、既に、当該方針は明確に打ち出されていたという事実です。いわゆる、"予測"ではなく、既に"織り込み済み事項"であったということです。過去にも、同様の内容はポストさせていただいておりますが、ここまで正確なフォーキャストが用意されているということは、今後の施策に関しても、既に放出されている"それ"が、微々たる修正あれど、粛々と遂行されていくということではないでしょうか。つまり、世界経済は、「既定路線を見事に踏襲していく」ということです。

細かいデータは、頭に入っていませんが、おそらく「飲料ボトルのアルミ化」は、現在のような有事下にあっても、地球規模で、最も実現可能性が高いプロジェクトのひとつではないでしょうか。大幅な原油安によって、PETバージン材の調達が安くなったことで、切り替えに対するインセンティブは、以前より低下していることは間違いないのでしょうが、海洋汚染やマイクロプラスチックによる人体への汚染なんかを鑑みると、引き続き、緩やかにではありますが、継続して代替化が進められるものと考えています。

火事場で華開く新たな需要

もし、日本において、急激な変化をもたらすとしたら、静脈産業側からの突き上げでしょうか。結局は、中国への輸出無くしては、PETリサイクルのサステイナビリティ(持続性)は考えられないのが現状です。

家庭ごみが溢れ、"処分"の道が閉ざされ、仮に資源化を国内で完結しようと試みても、結局は長続きしない。飲料メーカー側としても、リサイクル材を使用するメリットが考えにくい。

これまでは、可搬性の高さ、パッケージングのしやすさ、意匠性の良さから、PETボトルを使ってきたのでしょうが、みんながみんな、家に閉じこもって、個人サイズの飲料消費のニーズが薄まる中、メーカーとして、固執する理由も薄まっているものと考えています。

インパクトで推し量るメリット

PETボトルリサイクル推進協議会によれば、飲料向けのPET樹脂需要は、おおよそ50万トン/年あるとのこと。仮に、この需要の2割がアルミに置き換わった場合、どのようなインパクトがあるのでしょうか。素人の発想でざっくり換算してみたいと思います。どうやら、年間で20万トン弱の需要が生まれるということは、間違いなさそうです。(ポリエチレンテレフタレートの比重は、1.4。アルミの比重は、2.7とした場合。

実際の製品形状の違いによる単重差は、見当もつきませんが、おそらくこれぐらいのインパクトはあってもおかしくないし、逆に、これぐらいのインパクトが無ければ、"やる"意義はないのかもしれません。

ちなみにですが、アルミ缶リサイクル協会が発表されている情報によると、アルミ缶の消費重量は、30万トン/年あるとのこと。日本の製缶メーカーの生産キャパがどれぐらいあるのか、さっぱり見当もつきませんが、相当なインパクトですね。実質、CAN-to-CAN(スクラップ缶から製品缶)への再生は、消費量に対して50%++ぐらいとのことです。

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