tag:blogger.com,1999:blog-50394470707747341872024-03-19T16:37:13.720+09:00MICHIRU C2O元みちるリソース代表が、都市鉱山開発への淡い想いをつづる。Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comBlogger129125tag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-76606179312726368032023-07-03T15:02:00.001+09:002023-07-03T15:02:16.531+09:00世界のお偉方は、“グリーン・ディール産業計画”のことしか考えてない
Twitter が、運営方針を変えてきましたね。本性を出してきたとみるのか、イーロンの長期的な成長戦略の一端とみなすべきか。
新CEOに指名された方は、WEF(世界経済フォーラム)出身ですから、場合によっては、今回の騒ぎが「“オカミ”から与えられたミッション」であった可能性も否定できません。そういうことを、陰謀論者は鼻息荒く、高らかに宣言します。
いずれにせよ、今回の“閲覧制限”の背景には、「スクレイピングによるアクセス異常と、システム操作があったため」に、断行せざるを得なかった旨をイーロン・マスク氏が述べています。実際に、7月1日の段階で、「ユーザー利用が過去最高に達している」と氏自身が認めています。
スクレイピング自体は、以前より活用されていたでしょうから、恐らくAIによるデータ収集・学習によるトラフィックが増えているのでしょう。もしくは、世界各地での異常Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-39901546344874826702023-06-29T17:46:00.002+09:002023-06-29T17:46:29.956+09:00バドワイザーと国連と、結局は銅のハナシ
面白いニュース、ありませんね。「嵐の前の静けさ」とでも言いましょうか。よくわかりませんが。今回は、エンタメ路線にて、“ライト”な話題です。
読者の皆様は、バドワイザー好きですか?私は、好きではありません。今回のおハナシは、やや“こじつけ感”否めないですが、筆者の頭の中では、整然とリンクしていますので、安心して(?)、ご笑覧いただきますよう、心よりお願い申し上げる次第でございます。
Bud Lightの人気、ガタ落ちのようですが
現在、米国を中心に話題になっているのは、「ビール大手が、コマーシャルに“おネエ全面推し”したら、バッシング受けて売上減」というニュースでございます。詳細は、下記の通りです。
“ライトなアメリカ文化好き”が愛飲するバドワイザー (Budweiser)
さらにライトな飲み心地を追求した、バド・ライト (Bud Light)というMichiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-58485109514382449912023-06-27T09:27:00.004+09:002023-06-27T09:33:23.348+09:00大手の淘汰と、超大手の帝国化
ロシアのゴタゴタは、米国のガタガタであり、中国のソワソワであるとも思いますが、いかがでしょうか。そして、舞台袖でいい意味でゾクゾクしているのが、インドでしょうか。日本語のオノマトペは、奥深いですね。
稀代の相場師
前回のポスト『ロシア情勢絡みでパラジウムのことも気になるけど、アメリカの資源政策も気になる【銅】』で言及した、IVANHOE創業者のフリードランド氏、ポジション砲を各所で炸裂させています。
氏のビジョンには、銅相場15,000ドルが見えているようです。この水準は、ゴールドマンサックスが、以前提示していた予想値と合致します。同社は、2025年をターゲットとしているようです。しかしながら、「あと二年で」そのような相場形成がなされるのでしょうか。
フリードランド氏は、件のインタビューの中で、「ドルで価値を測るべきではない」といった表現をしています。またMichiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-9631627656928520122023-06-26T11:55:00.004+09:002023-06-27T09:29:43.951+09:00ロシア情勢絡みでパラジウムのことも気になるけど、アメリカの資源政策も気になる【銅】
日本の“ワグネル関連ネタ”に関する報道の消極姿勢、これには参りました。真偽不明ですが、米国でも、各地で大規模の軍事演習が行われていると聞きます。今後、日本の報道が、どの程度の鮮度をもって、世界情勢を描き出していくのか、見ものであると思います。
本日は、二本立てでお送りします。お品書きは、下記の通りです。
パラジウム相場、EVの見通しと成長リスクで後退
億万長者フリードランド氏、米国は銅を重要な金属と位置づけるべきと語る
パラジウム供給は不足しているのに、電気自動車にフルベットで相場は下げ
参照: MINING.COM - "Palladium price in retreat on EV prospects, growth risks"
この期に及んでも、パラジウムの話をします。ロジウムもそうだと思いますが、昨年の10月頃までの間、飛ぶ鳥を落とす勢いMichiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-88290743028157385572023-06-25T14:13:00.007+09:002023-06-25T14:13:58.229+09:00EUグリーンディール産業計画: 銅は「クリティカル」かつ「戦略的」に
試しに、これまでのウェブデザインを変更しました。モバイルでの表示に対応したテーマの採用に至りました。昨今の SEO 対策は、「モバイルフレンドリーであるか否か」という点は、重要である以前に、“当然の対応”だと認識されているようです。
恐らく、弊ブログの読者の皆様方におかれましては、デスクトップからブラウザを開いて、20年前と変わらぬ方法で、ご覧になっていることと思います。これまで、そういった読者様向けのコンテンツづくりをしてきたつもりです。
個人的には、弊ブログのコンテンツ自体が、“モバイルフレンドリー”ではない、冗長的な駄文であると強く認識している次第ですが、時代には抗えません。
新デザインでは、モバイル環境、タブレット環境でも、視認性良く閲覧できると思いますので、引き続き、ご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
銅は、“戦略的原材料”であり“Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-24956667697014617452023-06-20T09:14:00.004+09:002023-06-20T09:17:19.549+09:00"God Save The Queen, man" と言ったバイデン大統領の真意
世間では、株高のハナシがだいぶ盛り上がっているようですね。
Nikkei 1st time in its history it has surpassed the upper bollinger with such fury The fall will be as dramatic as the rise. pic.twitter.com/3GQfj6MS1H— The Great Martis (@great_martis) June 18, 2023
1867年(慶応3年)夏から、翌年の春にかけて、近畿地方に「ええじゃないか」と唱える人が現れ、それが他の地域にも流布し、とんでもない社会現象と化したといった史実があります。発端は、表に倒幕派、裏に御師の存在があったなどと言われていますが、究極を言ってしまえば、「誰かが、民衆を扇動して、なにかを得たかった」Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-41086844891693342172023-06-18T09:54:00.004+09:002023-06-18T09:54:47.621+09:00ウォーレン・バフェット、銅に強気
はい、三日坊主にならず、なんとか連日の更新を続けていますが、吐息がゼーゼー言っております。
このチャレンジも、特に新規読者獲得を目標としているわけでもなく、別の視点での行いですので、そこまで気張らずにやっていけます。本気でやっている人からしたら、パーマリンクを「ゆきぽよ」で埋めるようなことはせず、"I-am-so-cool"だとか、"I-know-everything-on-copper"といった表現を使うのかもしれません。
本日は、日曜版と言うことで、ショートショートにて。
本日のお品書きは、PAOLA ROJAS' BLOG - "Warren Buffett is bullish on copper"の一本のみとなります。
ウォーレン・バフェット、銅に強気
このブログの主、Paola Rojasさんは、Synergy Resource CapitalのCEOです。Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-41337003881396039112023-06-17T08:32:00.002+09:002023-06-17T08:32:59.039+09:00大人のラブレターと、市場からの忠告
なぜか、最近、国際情勢が異常に気になっております。実体経済がどうのこうのというか、より切実な、己の身に降りかかるなにかを危惧しているのではないかと思う次第です。他意はございません。
世間は、広末様の「おとなのリャブレター」を批判することで手一杯ですが、果たして、そんなことしていていいのか。そのように社会不適合者は、思うわけです。大人になっても、求道者のように「気持ちの良いコト」を追求できるのは、幸せなことであると考えています。
本日のお品書きは、下記の通りです。
Bloomberg - 『米国株、大きな上昇の後に大崩れ来る-BofAハートネット氏予想』
Bloomberg - 『オフィスビルの「大不況」想定、信用収縮必至-カナダ年金基金が警戒』
REUTERS - "Firm owned by tycoons Reuben Brothers suesMichiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-48334750453031142782023-06-16T08:28:00.001+09:002023-06-16T08:28:15.102+09:00潮目が変わったと言うけれど
まぐれの三連投、三日坊主確定路線でございます。
近頃、過去に出した『ミックスメタルの今後を考えてみる』という記事が、安定的に読まれています。是非、ご一読ください。
個人的には、「当該分野は、規模感なしには戦えない」と考えるようになりました。これまで、何度も言及してきたことでありますが、北米・欧州のリサイクル市場をみれば明確です。中小零細のリサイクラーは、見事なまでに淘汰されています。至極、「域内ネットワークを活用して、がっぽり集荷して、デカい重機で効率よく回して、パワーのある破砕機でゴリゴリ砕く」ことが“王道”となっています。ちまちまと、「銅が数%回収できた!」みたいな次元のハナシでは、時代に置いてけぼりをくらう可能性が、多分にございます。
そこにきて、これまで脊髄反射で中国へ供給されていた、“ワイルド”なミックスメタルが、発生元で選別されるようになり、ノウハウMichiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-54378220802033699232023-06-15T10:19:00.005+09:002023-06-15T10:27:45.708+09:00突発的な発作の先にある、特別引き出し権(SDR)について
珍しく、ブログ執筆のペースが上がっています。絶対に、長続きしないので、突発的な「発作かなにか」だと思ってください。
脱ドル化の行方
昨今、いわゆる陰謀論者界隈以外でも、「脱ドル化(de-dollarization)」に関する言及が増えてきました。一般的には、「ドルに対する依存度が、“段階的に”減少すること」だとか、「もうきっぱり、ドルを使うのやめちゃうよ」的な意味合いを含み、若干広い解釈をもって理解されています。
2023年の6月段階においては、前者の状況にあります。つまり、ドルが完全に「主要通貨から外される」されるような状況にはありません。今後、恐らく「前者の状況」が改善する、これまでの姿(ドルへの依存)に戻ることは考えにくく、昨今の米国政治の体たらくさをみていると、「虫唾が走る」、そのような不快感を示す、各国の指導者もおられることでしょう。
ただ、国際Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-58144435877465840362023-06-14T08:47:00.006+09:002023-06-14T08:57:11.255+09:00銅はまだ「重要鉱物」じゃないけど
クズ野郎ども、待たせたなあ。あれ…違うな。クズ愛好家の皆さま、いかがお過ごしでしょうか。いや、これも違う。まあ、イントロなんぞ、どうでもよろしいですね。今回は、手前味噌べちょべちょの「昔のハナシ」はナシでいきたいと思います。
目次
お品書きは、下記の通りでございます。
Financial Review - "Critical minerals stocks are now worth more than gold" 2023/06/13
Mining.com - "Copper price rises as China’s rate cut raises stimulus hopes"
Mining.com - "Looming copper shortage will benefit these stocks: RBC analyst"
重要鉱物銘柄は今や金Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-88906437736542397052023-05-16T23:42:00.005+09:002023-05-16T23:42:32.889+09:00元気のない欧州リサイクル界隈
やばいです。「ネタ、完全に尽きた感」がビンビン、レンビンビです。
フィリピンのゲットーを歩いたときに感じるような、ヒリヒリとした「なんか、やばくない?」的な“焦燥”が、業界に充満しております。
恐らく、同様の事態は、静脈産業に限った問題ではないでしょう。しかしながら、我々の産業は、「動脈あっての静脈」ですから、血の巡り(経済活動の脈動)が悪くなったりすると、極端な影響をダイレクトに受けます。
カタログ商売の行く末
先日、とある老舗スクラップ問屋の社長さまに、近況についてお伺いしました。その中で、とても印象的だったのは、「あの会社(競合他社)さん、雑品屋になっちゃったよ!」という指摘です。
事の顛末は、下記の通りです。
「カタログ単価表」をウェブ配信し、一躍時の人(会社)に
その“単価”は、東南アジアの日本向けスクラップ・ディーラーが参照Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-30059724270282835182023-04-05T23:37:00.008+09:002023-04-05T23:37:42.423+09:00なにが起きてもいいように、しっかりと対策を講じていきたいものですね。(銅はアゲアゲらしいよ!)
カッパー・マニアの皆様、ご無沙汰しております。「胡散臭いハナシ」にしか飛びつかない、稀代の山師、みちるリソース代表でございます。
なんだかんだ言っても、「銅はアゲアゲ」に
前々回の投稿の中で、「どこぞのアナリストが、『(銅の)価格は1トン当たり1万ドル以上で今年を終えると予想』している」みたいなことを言及しました。その当時、筆者は、そのスタンスを“珍ポジ”であると揶揄しました。
ここにきて、その珍なるポジション・トークを凌駕する、バキバキの仕手筋・トークが発表されました。
シンガポールに本社を置く商社Trafiguraの金属・鉱物部門の共同責任者であるKostas Bintas氏は、銅価格はおそらく2022年3月に達成した1トン10,845ドルのピークを超え、1トン12,000ドルに達する可能性もあると述べています。
Kostas Bintas,Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-24626846272260068212023-02-06T18:40:00.005+09:002023-02-06T18:44:01.336+09:00【後編】米国の銅鉱山開発計画とその周辺の出来事(無駄に長いよ)
前編のつづきです。
さて、“気球”が撃ち落されました。そして、実は、「これまでにも同様の“インシデント”が確認されていたものの、世間の耳目を集めることはなかった(事を荒立てない選択がなされてきた)」ということも、報道されました。
事の顛末としては、気球が米国に発見され、中国政府は、「ごめん、ごめん!それ、たぶんうちの“民間”で使ってる、気象観測で使う気球だわ。偏西風に乗って、そちらまで届いてしまったみたい。そんなに怒らないでよー」と、テヘペロ攻撃をしていたら、思いの外、米国側が塩対応するので、「なんだよ!そんなに怒らなくても…とりま、“遺憾の意フラッグ”挙げちゃうからネ!」、みたいなやり取りをしていたわけです。
そうしたら、国内の反中感情に耐え切れなくなったバイデンが、「アワワワワ…ガクブル、ドーン!」みたいな感じで暴挙に出てしまった(?)。最終的に、中国政府Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-89699263074339489802023-02-04T11:19:00.006+09:002023-02-06T18:42:01.150+09:00【前編】米国の銅鉱山開発計画とその周辺の出来事(市況予測のおまけ付)
例のごとく、見事に放置していました。情報過多社会の荒波に揉まれ、なにを信じるべきなのか、なにを、どこまで言っていいのか。そんな胡散臭いフレーズを悶々と考えていたら、2月でした。単純に、ネタ切れですね。
最近、業界における「ここが、こうで、こうなる!ワーオ」みたいなニュースも特段なく。あるっちゃあるけど、それは、あまりにも劇的な変化なので、「ワーオ」どころではなく。物事は、至極真っ当に“既定路線”をひた走っております。
今回は、米国での銅鉱山開発並びに、原料としてのスクラップ事情について、毎度のことですが、相当な独断と偏見で考察を行って参ります。
また、2022年中の銅建値と為替が確定しましたので、最新のグラフ更新も行います。(ちなみに、アイキャッチ画像は気分で変えますが、中国に関するネタの場合は、金パンダ。米国系は、ただっぴろい平野に銅みたいな区分けで、Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-80497890271842844932022-10-24T10:34:00.004+09:002022-10-24T10:34:35.611+09:00銅相場の20年を海外相場と比較しながら
そこはかとなく、違和感しか感じておりませんが、なにか。どうも、みちるリソースです。
今回も、銅の建値の動向について、「意味がありそうで、実は、そこまで無いグラフ」を交えながら、考察してみたいと思います。手短に。
このグラフを意味あるものへと昇華させるためには、いくつかの特筆すべき点を挙げなければなりません。
銅相場における20年間、特筆すべき点とは
'03年末から'04年初にかけて、海外銅相場は、1.5倍以上急騰
'06年初から'06年中にかけて、海外銅相場は、1.5倍以上急騰
これ以降、「日本国内の銅建値@700++」が常態に('09、'16年を除く)
'09年から'13年まで、ドル円相場@100を割る(円高)
'08年9月から12月にかけて、海外銅相場は、大暴落
その後、2年ほどで暴落以前の相場まで戻す
'20年初から'21年中にかけて、海外銅相場は、Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-43199703621612706182022-06-27T08:58:00.004+09:002022-06-27T08:58:38.128+09:002019年、金属原料界隈でなにが議論されていたのか
2019年の11月末、筆者は東京におりました。コンサルティング会社主催の無料セミナーに参加するため。絶望的な体調の中、東京駅界隈を徘徊していました。たしか、朧気ながら、フィリピンのスクラップ帝王と、中古車がどうのこうの、ニッケルのスラッジがどうのこうのと、オンラインで打ち合わせをしていたような記憶もあります。
懇親会で振舞われるタダメシほどうまいものはない
セミナー会場に足を踏み入れると、明らかに場違いな空気が流れています。なんとか商事とか、なんとか物産とか、なんとかトレーディングとか。どこぞの子会社とか。海外のコンサルティング会社の主催だったので、胡散臭いイギリス人とか、中国人とか、わけのわからない人種が、会場を仕切っています。ファブリーズと、蚊取り線香が入り混じったような、独特の香りがします。
もう、この時点で不調マックスで、本気で帰ろうかと思いましたが、Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-70202939829983898502022-05-10T13:21:00.002+09:002022-05-10T13:24:00.493+09:00韓国、タングステンの鉱山を復活させるんだってよ
世界がきな臭い方向へ向かうにつれ、興味深いニュースがちらほら出てくるようになりました。
いや、そもそも、面白い情報は、いっぱいあったのでしょうが、「ヒト・モノ・カネ」の流れが一時的に寸断されたことで、“それ”の量や質、「掴み方」が変わったのでしょう。メディアの垂れ流す、プロパガンダ各種の情報量の多さにも原因があります。
大事なことは会って話そうよ
話は、少し脱線しますが、米国ISRI(リサイクル業界団体)のコンベンションに足を運んだ際、いかに“業界団体”に所属する人間たちが、「直接会って話すこと」に重きを置いているか、ということを実感しました。
つまり、情報化社会、「インターネットでなんでも手に入れられる時代」などと言っても、本当に核心に近い情報は、「直接会って話す」以外に調達する術はないのです。彼ら“業界団体”の面々は、対外的に発信したいこと、“身内”で囲Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-23739977779969893162022-05-09T16:02:00.006+09:002022-05-09T16:02:58.633+09:00メタル界のスーパー錬金術師の周辺がきな臭い感じ
今回は、メタル界のスーパー錬金術師こと、Sanjeev Guptaさんに再注目してみたいと思います。
この方については、丁度昨年の5月はじめ、筆者が note に記事を認(したた)めさせていただきました。
参照: 山師の根性 || Powered by Michiru Resources『ベースメタル相場高騰の裏で、なんか面白いことが起きているよ』
Guptaのなにがヤバいのか
事の顛末は、下記の通りです。
インド生まれ、英国で教育を受けたお坊ちゃまが、コモディティ商社をつくったよ
彼は、鉄鋼業界の再編に心血を注ぎ、「鉄鋼の救世主」と呼ばれるまでに認知されるようになったよ
今や、彼の会社は、再生可能エネルギーから商品取引、製鉄所まで幅広く事業を展開し、世界30カ国で約35,000人を雇用するまでに至るんだよ
Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-60967457876247787782022-04-25T19:34:00.003+09:002022-04-25T19:34:53.436+09:00それ、本当にサスティナブルなのかな
前回の投稿から、もう、かれこれ3ヶ月ほど。時が経つのは、まさに、「光陰矢の如し」です。
下記画像は、2016年にポーランドを訪れた際に、グダニスク空港で筆者が撮影したアート作品です。開放的な空間に、巨大な作品。写真では、うまく伝わらないかと思いますが、空港の大きな壁一面をこの作品が占領しています。
ポーランドには、KGHMという銅を中心とした金属精錬会社があります。正式名称、"KGHM Polska Miedz SA"。ロイターは、企業概要を下記のようにまとめています。
KGHM Polska Miedz SA はポーランドに拠点を置き、銅鉱石の採掘、銅の生産、貴金属やその他の非鉄金属の生産を行っている。また、塩の生産と軽金属の鋳造も行っている。地質学的、探査的な活動や廃棄物管理も扱っている。KGHM Polska Miedz SAは、本社と、鉱山、製錬Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-44560776085078858912022-01-05T10:52:00.005+09:002022-01-05T11:00:40.318+09:00エアコンの銅管メーカーの業界再編から見える、某財閥の思惑
2022年になりました。下の画像は、筆者の一族の出身地から、山梨県の平野部を見下ろした風景です。筆者の妄想では、我々の祖先は、「遥か西の山から静岡県を経由して、富士川を上り、この地に文化を花開かせた一族」に近しかった。悠久の歴史に想いをはせながら、この風景を味わうのです。
エムキャップ七号株式会社とは
昨年末、伸銅品関連のニュースを読み漁っていたところ、大変興味深い情報を得ました。その中で、「エムキャップ七号株式会社(MCAP社)」という聞きなれない社名を見つけます。三菱マテリアル社のプレスリリースには、このような説明がございます。
MCAP社は、株式会社丸の内キャピタル(以下「丸の内キャピタル社」)が管理・運営する丸の内キャピタル第2号投資事業有限責任組合がその持分の全てを保有する特別目的会社です。
同プレスリリースによると、結論は下記の通りです。
KMCT社Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-24972189913768522712021-12-24T16:58:00.004+09:002021-12-24T17:00:34.949+09:00時代は、我々の想定以上に変化しますね
先日、地元のスーパーで会計待ちをしていたら、店内に「青果担当の方、2番レジでミカンの検品をお願いします」という放送が鳴り響くわけです。
しばらくして、その八百屋さんが、「お待たせしましたあ」とバタバタと走り込んでくるわけです。そうすると、おもむろにミカンの箱をひっくり返して、丁寧に中身を確認するんですね。
「そこまでしないと、ミカンて、売れないの?」とびっくりしてしまいました。弾かれた商品は、そのあと、どのように処理されるんでしょうか。間違いなく、廃棄処分ですよね。
この「ミカン検品サービス」は、いつから始まったのでしょう。そんなの売場でミカンを山積みにして、客側に選ばせればいいはずなんですが、物流上の“慣習”や、出荷側の“都合”、衛生上の問題なんかがあって、実現しないのでしょう。
クボタ、民間向けのリサイクル機械市場に本格参入するってよ
田園風景を颯爽Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-71204083672627218332021-11-05T09:42:00.001+09:002021-11-05T09:42:11.446+09:002022年 Codelco 各地域向けのプレミアム2割増と、あたふたする世界のスクラップディーラー
コデルコ社、2022年に中国のバイヤー向けに銅のプレミアムを引き上げ
2022年 チリ銅公社・コデルコ 地域別プレミアム一覧
CHINA: 105USD/MT
EU: 128USD/MT
KOREA: 100USD/MT
参照: SMM News - "Codelco Raises Copper Premiums for Chinese Buyers in 2022"
引用:
Market participants said on Monday that the world’s largest copper miner Codelco will supply copper to Chinese customers with a premium of $105/mt in 2022. This is up 19.3% from this year's $88/Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-84025448732928494272021-09-16T20:12:00.004+09:002021-09-16T20:16:13.756+09:00ミックスメタルの今後を考えてみる
先日、人生の師と仰ぐ方に、このブログをみていただいたのですが、「小難しい」との酷評を得ましたので、以後、気を付けたいと思います。確かに、自分で見返しても、「長ったらしいなあ」と思うばかりで。隙間時間に殴り書きしたメモをもとに、ちまちまと夜更かしをしてしたためるのですが、言いたいことがいっぱいあって、ついつい冗長的になります。アクセス数は、おかげさまで微増ながらも成長しているので、やめることはありませんが、時間対効果を考えると、やり方を変えるべきだと実感しています。新しい切り口で、攻めてゆきたいものです。
“ミックスメタル”ってなんだろう
最近、業界の中では、このコトバをよく耳にします。例えば、「中国が、ミックス・メタルの輸入を渋っている」とか、「国内需要家向けミックス・メタルの検収基準がどうのこうの」などです。
過去の実体から考えると、前者は、業界でいうところMichiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.comtag:blogger.com,1999:blog-5039447070774734187.post-40902660126241430332021-09-07T20:40:00.001+09:002021-09-07T20:40:31.512+09:00大きな大きな都市鉱山利権
もはや、語気強く「やんややんや」と申し上げるネタもなくなってきました。
ギニアでのクーデター騒動、中国へのアルミナ供給に影響はあるのでしょうか。もしくは、既に織り込み済みのシナリオ。#guinea #alumina https://t.co/0cRsV57eFZ— Michiru IMAI (@michiru_rsrcs) September 5, 2021
この“騒ぎ”も、傍観すると「ヤマ利権関係者の悪あがき」の様相を呈しております。もしくは、これも、長らく講じられてきた“資源政策”の一環なのかもしれません。この“小芝居”を掻い摘んで書き記すと、おおよそ以下の通りであると思います。
中国のアフリカ地下資源利権の地盤固めが終わる
中国、オーストラリアの地下資源に対して牽制
オーストラリア、その挑発にのる
ベースメタル相場高騰
オリンピック閉幕
中国、Michiru IMAIhttp://www.blogger.com/profile/09838507790417249005noreply@blogger.com